10話:女神ユピテル

あれから1年たった。


人族の銃の扱いも慣れて来て、管理もしっかりしてる。


クリエートLV5に上がった。


これで母に追いついた事で、同じ開発ができる。


親が作った電球は、魔石を電気に変えることで、維持できるようになった。


村の木造の建物は、コンクリートの建物に変わった。


後は、冬になると、病気で亡くなる人が増えるので、ワクチンポーションを作った。


ポーションは、商業自由都市の、 商人に買い取ってもらっている。ポーションは好評で、人気がある為、収入が良い。




村の環境が豊かになり、治安が良くなった事で、子供たちが外で 遊ぶようになった。


その時、子供が空を見上げてる。


 子供「ソラに人が浮いてる」


アークも見上げて見た。


確かに浮いてる。空を飛べるのは、獣人の鳥族か、重力の浮遊スキルを持つ人である。


なぜここに来た? 獣人がまた村に襲いに来た? それとも俺を狙いにきたのか?


子供たちを避難の指示を出す。


子供がいなくなったと同時に、浮遊してた人物が降りてくる。


降りてきた人物は、金髪の美しい女性だった。


 ユピテル「やっと見つけた。」


相手は俺を知っている。「お前は誰だ?」


 ユピテル「私はユピテル、雷の女神よ」


 アーク「何しに来た?」


 ユピテル「あなたを殺しに来たのよ!」


やはり女神は俺を狙いにきたのか。「なぜ俺を狙う? あと、どうしてここがわかったのだ?」


 ユピテル「あなたが魔神の秘伝書を悪用しない為、ここが分かったのは、最近不思議なポーションを販売してると聞いて、商人からここの村の人物だと聞いたからよ。」


まさか魔神の商品で、居場所がバレる事を失念してた。それに俺は、技法を悪用した事は無い。


 アーク「ちょっと待て! 俺は作った物で悪用したことはない」


 ユピテル「あなたが悪用しなくても、それを利用して悪い事をする人も出るわ」


 アーク「それで俺が納得できるか!」


俺は銃で構える、するとユピテルは怖がりながら急に攻撃をしてきた。


しかもでたらめな攻撃で、無茶苦茶な雷魔法である。


戦闘になれてないのか? とにかく怯えながら攻撃をして来る。


あまりの無数の雷で放つが、一向に止まない。


女神のMPってすごいな、底なしの魔力である。


このままでは村に影響が出る。アークは考えた、土スキル碍子がいしを撃つ


ユピテルの周りに石で囲む。するとユピテルは驚き、雷で壊そうとするが、破壊できない。


 ユピテル「なんなの?壊れない」


 アーク「それは、電気を絶縁する石だよ、雷で壊れないよ」

 

 ユピテル「そんな・・・」


ユピテルの表情が恐怖と絶望に変わった。


なんか俺、虐めてるような状態になった?


 アーク「俺を殺そうとしたり、狙ったりしないなら、出してやっても良いぞ」


ユピテルが泣きながら「え?・・・ 出してくれるの?」


 アーク「約束を守れるなら出してやる」


 ユピテル「・・・・分かった」


約束を守るかはわからないが、攻撃手段が無い状況では、反撃はして来ないだろう。


拘束の石を解除する。


 ユピテル「・・・・」


殺そうとして来るのに、怯えてるこの状況は何だろうか・・・・

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