第3話 出会い

 家から出て1時間半ぐらい歩いたら、小さな町が見えてきた。そこで一休みしようとしたら、ドサッと近くの林の中から何かが倒れる音がした。


 なんだろう?と思って近づいてみたら、俺と同じか少し上ぐらいの女の子が倒れていた。


 って、のんびり見ている場合ではない!!

 ゆっくりと女の子の所へ行き、起こさないように持ち上げた。

 そして俺は慌てて休憩しようとしたテリ町まで運んだ。

「すいません!!女の子がそこの林で倒れてたんですが、どこか休める所はありませんか?」

 近くの人に声かけして聞いてみた。

「ここには休める場所はないから、木の下とかになるけど…それかうちに来る?そこの少し大きな家だけど…」

 周りをよく見てたら、確かに小さな町で5、6建ぐらいのぼろぼろの小さな家しかなかった。休憩するとこも林の近くの木の下で休んでいる人が多く見えた。

 その中に周りの家より一回り大きい家があった。

「私はこの町の町長をしているから、安心してね」

 町長さんの言葉は、こちらからお願いしようとした事なので

「それじゃあ、お言葉に甘えて町長さんの家によってもいいですか?」

 と、お願いしてみた。


俺はゆっくり町長さんを見たら、知ってる人だった。挨拶をしようとしたら、

「こんにちはランティス様」

「こんにちは、あの…さっきは気づかなくてすいません」


軽く挨拶してまた、女の子を見た。何かがあったか分からないけど、結構軽かった。見た感じ、栄養失調みたいだ。

 生暖かい風が頬にあたり、壁に寄りかかりながら水を飲みこれからの事を考えた。


それから1時間後、女の子が目を覚ました。








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