第1想定 第5話

 今日からSSTの基地に泊り込みで勤務するために、俺は姉ちゃんとともに電車で宮崎に来ていた。宮崎空港駅で降りてしばらく歩くと、

「ここが宮崎特殊作戦基地だよ」

 姉ちゃんはバスガイドのように片手で建物の入口を示した。

 その先には立派にこう書かれていた。


『宮崎県警 航空隊』


「宮崎しか合ってねぇ!」

「いいのいいの」

 姉ちゃんは県警航空隊の建物の中へと入っていく。まぁ姉ちゃんがそう言うんだったら大丈夫なんだろうな。

 俺は姉ちゃんに続いて敷地に入る。

 そして建物の扉を開かれると、奥から豪快な声が聞こえてきた。

「だから俺はこう言ってやったんだ」

 なんだかアメリカンなやつだな。

「クソは寝てしろってな!」

 ただの寝グソじゃねぇか!

 その声の主は図太い腕を机に乗せてくだらないジョークを飛ばしていた。その向こうでは警察の制服に身をつつんだ男性が対応に困っている。

「小川さん、おはようございます」

「おぉ、今日も早ぇな。後ろにいるやつは……おぉ!」

 アメリカンな男性はなにかに納得すると、その図太い腕を俺の頭に伸ばし、

「お前が宗太郎か!」

 なんだか気に入られてしまった。頭をガシガシされる。

「俺はヘリパイの小川だ! 頼むぞボウズ!」

 まだ頭のガシガシが終わらない。長くないか?

 体を撫でられまくる猫の気持ちになりかかったその時、建物のドアが再び開き、Tシャツの上からでも腹筋の割れぐあいが分かるマッチョマンが入ってきた。

「よお浦上! 見ろよ、ありさの弟だ!」

 ゴツい小川さんの手が今度はバスケットボールでドリブルをするかのように、俺の頭をバシバシと叩きだした。

 バカになったらどうするんだよ。

「俺は浦上だ。大学四年生で、二隊の筋肉担当さ」

 なんだよ筋肉担当って。

 軽い雑談を交わしたのち、浦上さんに連れられて更衣室へと向かった。

 その時の俺はまだ、あんな目にあうなんて思いもしなかった。


 使い古されたアサルトスーツに袖を通した俺は、浦上さんに連れられて格納庫にやってきた。

 そこには更衣室での悪夢を忘れるような光景がひろがっていた。

 鉄骨むきだしの無骨な空間。

 壁に付けられたスピーカーや赤色灯。

 そしてその中央には中型ヘリコプターが鎮座していた。

 この機体――

AS332スーパーピューマ

「よく知ってるな」

「有名な機種ですからね」

 世界的なベストセラー機であり、日本でも多くの機関で運用されている。

 特殊救難隊の『わかわし1号・2号』もこの機体だ。おっと、東京消防庁の『ひばり』を忘れちゃいけないな。

 それにしてもAS332か。こんなに近くで見るのは初めてだ。

 塗装は白地に水色のライン。そして『S』をかたどった……もう突っ込まねぇからな?

「ピューマといえばここだよな」

 浦上さんは『むくどり』の黒い鼻先を撫でながら断言した。

 もちろん異論はない。

「この無骨な曲線美がいいですよね」

 黒光りする機首のレーダーを代表とする機体全体の曲線美。そしてCH‐47チヌークC‐130ハーキュリーズのような無骨な正面。この絶妙なミスマッチがたまらないのだ。

「俺の胸筋みたいだろう?」

「………………」

「もう一度触るか?」

「やだ!」

 鬼塚が言っていた「やたらと脱ぎたがるマッチョ」とはこいつのことだった。

 更衣室での悪夢がよみがえる。

 浦上さんが着替えを始めたと思ったら、あっという間にパンツ一丁になっていた。そして一人ボディビル選手権を開催しやがったのだ。

 勝手にポージングをするだけだったらまぁいい。それを俺に見せつけるのだってまだ分かる。

 だけどなんで俺に触らせるんだよ。

 しかもそれを断ったら胸板を押し付けてきやがった。

 汗で光り輝く大胸筋を、俺の顔面にだ。

 せっかく忘れたってのに、記憶をほじくり出すんじゃねぇよ。

「似合うじゃないか」

 あの記憶を忘れようと悶えていると、突然声をかけられた。

 振り返ると三十代の男が何かの機械を抱えて立っていた。紺色の帽子をかぶっていて、額には埴輪とアーチ状に『MIYAZAKI SST』の刺繍。

 どこかで聞き覚えのある声だ。

「もしかして俺のことが分からないのか?」

「……姪乃浜?」

「ああ」

 えっ、コイツが?

 イメージとちょっと違うな。

「訓練の準備があるからまた後でな」

 姪乃浜はそう言い残すと、扉をくぐって格納庫から出ていった。

「ちょっとアンタ!」

 え?

 突然声をかけられて俺は振り返った。

 今度は誰だ。

「上岡宗太郎でしょ」

 そこにいたのは女子隊員。

 埴輪のエンブレムが縫いつけられた赤いミリタリーベレー帽をかぶっている。

 姪乃浜の帽子にも埴輪が刺繍されていた。おそらくここの部隊章なのだろう。

「はぁそうですけど」

「私、松橋愛梨よ。階級はあんたと一緒。よろしくね」

「はい、よろしくお願いしま――」

「ここじゃ敬語は不要よ」

 そうなのか。

 言われてみれば姉ちゃんだって上官の姪乃浜に敬語は使ってなかったし、そういう習慣でもあるのだろう。

 続いて二人の女子隊員がやってきた。

 うち一人は男らしい声で、

「よぉ、宗太郎! ムスコ元気か?」

 は? 息子?

 俺にはまだ息子はいないぞ?

 松橋が慌てて止めに入った。

「ちょっと! セクハラの前にすることがあるでしょ! ちゃんと挨拶しなさいよ!」

 ああ、ムスコってそういう意味ね。

「宗太郎さん、ムスコさんは元気にしてらっしゃいますか?」

 今度はお嬢様らしい言い回しで挨拶してきた。

 ただし、声は男前。

「上品に言えって意味じゃないのよ!」

「そうか。それじゃあ改めて」

 彼女の手が俺のムスコへと伸びる。

「やめなさいって言ってるでしょうが!」

 俺の急所へと迫っていた手を、松橋がたたき落とした。しかしセクハラ女子は何事もなかったかのように自己紹介を始める。

「オレの名前は大牟田郁美。大淀工業の二年だ。そしてこいつが双子の妹の美雪だ。こいつは赤江学園の三年な」

 郁美が妹の分まで自己紹介をすると、隣の女子がぺこりとおじぎをした。

 大淀工業というのは県で一番大きな工業高校。

 そして赤江学園というのは宮崎県唯一の女子校だ。

「ずいぶん似てない姉妹だな」

 郁美の方は男勝りで活発的な印象だが、妹の美雪はまさにお嬢様って感じだな。

「というかなんで姉のほうが学年下なんだ?」

「一度退学になったんだ。担任と校長のきん☆たま握り潰しただけなのによぉ」

「バカだろ」

「まったくだ。そのくらいで退学にするとか、赤江の連中バカげてるよな?」

「バカはお前だ!」

 そんなの男からしたら殺されるようなもんだぞ!

 というか退学云々の前によく赤江学園に入学できたな! 俺が面接官だったらタマ潰し女なんて速攻で落とすぞ。

 こいつと一緒の隊なんて、きん☆たまが一つだけじゃ足りないかもしれない。

「まぁそれはともかく、これからよろしく頼むぜ」

「………………」

「どうしたんだ」

「あっいや」

 郁美が手を差し出した。

 チームメイトとして受け入れてくれたのだろう。

 こいつがタマ潰し女だとしてもチームメイトにかわりはない。

 きっと担任とかのタマを潰したのにもちゃんとした理由があるはずだ。誰かを守るためにやむを得ずとかさ。

 俺も手を差し出して――

「よろしくな」

 ごりっ。

「ああああァァァァァァァァァァァ!」

 差し出した俺の手を華麗に交わすと、無防備となっていた俺のムスコをつかみやがった。そして二つのタマ同士をこすりつけるように握りつぶした。

 縮みあがる二つの睾丸。玉袋の付け根が軋み、さらに下痢をした時のような腹痛が襲ってくる。

「郁美! なにやってんのよ!」

「きょうのち☆こ」

「きょうのわんこみたいに言ってんじゃないわよ!」

 それはいろいろと危ないな。

 俺が睾丸に走る痛みで悶えていると、誰かが俺の肩を軽く叩いた。

「大丈夫?」

 それは妹の美雪だった。大牟田姉妹のタマ潰しではないほうだ。

 大牟田姉妹のタマ潰しが死神だとすると、こっちは産神だろうか。

 彼女は生児の頭をなでるような優しい手つきで、俺の患部を撫でてくれやがった。

「痛いの痛いの飛んでいけ~」

「あっ! あっ!」

 気持ちはありがたいが、睾丸を撫でるのだけはやめてくれ。

 その行為は男にとって恐怖以外のなにものでもない。

 ましてやそれをしているのが美雪だ。郁美タマ潰しの妹という事実がその恐怖を一層強くする。

 ん?

 あ、おい待て。

 さっきから俺のムスコがビクンビクンと波打っている。

 待て、ここで勃っ――

「なにサカってんの!」

「はうぅ!?」

 産神が金的入れやがった。

 しかも充血しているときに。

「アンタがなにやってんのよ! 止め刺すつもり!?」

「だってこの変態、欲情してきたんだもん」

「そこを撫でるほうが変態よ!」

「なんで?」

「言わせるんじゃないわよ!」

 ……もうやだ。

 姉ちゃんどこ?

「なぁなぁ郁美、これを見てくれよ」

 介入してきたのは浦上さん。

 このカオスな状況を止めようとしたのだろう。さすが年長者――あんた何やってんだ!

 彼は上半身を露出させ、

「乳、厚くなったと思わない?」

 サイドチェストでバッキバキの胸筋を見せつけてきた。

 やると思ったよ。

 だけど女子高生に上半身を見せつけて、「乳が厚くなった」なんて普通言うか?セクハラ以外のなにものでもない。

 しかし彼女たちは慣れているのか、まったく嫌がる素振りを見せない。

 それどころか、

「ここ、ダルダルだぞ?」

 浦上さんの股間を鷲掴みし、トレーニング不足を指摘する。

「そこをどう鍛えろって言うんだ」

「チントレ?」

 そもそも男のそれを握るんじゃねぇよ。仮にもあんた女子だろ。

 しかし当事者の浦上さんは腰が引けるどころか、全く恐れた様子がない。

「SSTの先輩として、宗太郎に大事なことを教えよう。ここで生き残るために最も大事なことだ」

 浦上さんは股間をつかまれたまま俺に呼びかけた。

 そんな状況で言われても何の説得力もないけどな。

 むしろマヌケにしか見えない。

「郁美が右手を伸ばしたら、喜んで股間を差し出せ」

「変態じゃねぇか!」

「その代わり、左手が伸びてきたら……絶対に股間を触らせるな」

「右でも出さねぇよ!」

 なんだよその掟。

 右手だろうが左手だろうが、股間を差し出すバカはいない。

 そもそも郁美に対してそれをするなんて自殺行為以外のなにものでもない。

 しかし浦上さんが言いたかったのはそういうことではなかった。

「こいつの左手、90ある」

「は?」

「握力、左が90キロ超だ」

 まじか。

 凄いとか羨ましいとか悔しいとか、俺の今の心境はそんなチンケなものではない。

 こんなのに掴まれたら……死ねる。

 精巣が破壊され、逃げ場のない袋の中で白濁液と血液が混ざり合う。それを押さえながら息も絶えだえに俺がのたうち回る。そんな未来が脳裏をよぎった。

「な?」

「………………」

「ちなみに右は50弱だ」

「どっちも変わんねぇよ!」

 右だろうが左だろうが、簡単に潰されるじゃねぇか。

 潰される未来があるのならば90強も50弱も同じだ。いや、むしろ左手で一瞬にして逝かせてくれるほうがいいかもしれない。

「浦上さんよォ。それじゃオレがきん☆たまを潰して回ってるみたいじゃねぇかよ」

「この前の勤務を思い出してみようか?」

「あのなぁ、さすがのオレでも退学を食らって反省したんだぞ」

 俺と会ったときのことを思い出してみようか?

 本当に反省していたらあんなことはしないぞ。

「オレにとってはスキンシップのつもりだったけど、男にとってはちょっとした死活問題って気づいたんだ」

 だったらあんなことするんじゃねぇよ。

 しかも「ちょっと」なんてもんじゃねぇ。

「だからオレは痛いで済む程度の力で握るように訓練したんだ。おかげで握力を百グラム単位で変えられるようになったんだぜ。頑張っただろ?」

「タマを潰さない方向に努力できるかな!?」

 こいつバカじゃねぇか。

 努力する方向をここまで間違う奴、初めて見たぞ。百グラム単位はすごいけどさ。

 俺が郁美に呆れ返っていると、20代後半らしい男性が奇声をあげつつ、服を脱ぎ捨てながら乱入してきた。腰のポーチにライトやスパナを刺しているところを見る限り、ヘリの整備士のようだ。

 おい鬼塚。

 やたらと服を脱ぎたがるマッチョ、二人もいるじゃねぇか。

 彼はまっすぐ浦上さんのもとへ行くと。

「小っせぇな!」

「なに!?」

 売り言葉に買い言葉。

 マッチョマン二人はお互いに対峙し、その突きでた大胸筋を押し付け合う。

 なんで俺は朝からこんな目にあうんだ。

 男同士が胸を押し付け合ってる姿なんて悪夢でしかない。

 そのホモホモしい時間も終わり、ついにはポージング合戦に発展した。

 浦上さんは無言でアルカイックスマイルを振りまき、サイドチェスト。大胸筋を強調しながらその表情はむしろ何かの一発芸なんじゃないかと思わせる。

 もう一人の男はアブドミナル&サイ。こちらは対照的に、奇声をあげながらのポージングだ。

 先手の浦上さんはポーズを変えてサイドトライセップス。次は上腕三頭筋を強調しながらのアルカイックスマイルだ。

 続いて後手のポージング。奇声を上げながらオリバポーズをとる。

「ほあぁアアアアアァァァ――痛い痛い痛い痛い!」

「おい高橋、ホイスト見とけっつっただろ。なにやってんだ」

 両腕を頭の上に伸ばすオリバポーズ。

 がら空きになっていた脇から手が伸びてきて、彼の乳首をギュッとつまんだ。

 どうやら高橋という名前らしい。

 彼の後ろへと伸びる太い腕をたどっていくと、整備士の格好をしたゴツい女性が自然な表情で――

「君が宗太郎か」

 !

 本能的にかかとをあわせ、直立不動の姿勢をとる。

 彼女の自然な表情にはどこか恐怖を感じる。

「私は鍋島一等愛情保安正。副隊長兼整備班長だ」

 声量、口調、立ち振る舞い――姪乃浜隊長にはない威厳がある。

「そんなに畏まるな。年もそんなに離れてないし、もっとフランクにいこう」 

「いえ、そういうわけには」

 こんな威厳を前にしてなにか変なことを言ってみろ。

 高橋さんのように乳首責めを食らう未来が簡単に想像できる。

「なんならお姉ちゃんって呼んでもいいぞ」

 やだよババァ。

「……ほう」

 心に思った事を読まれた気がする。

 俺、口にしてないよな?

 声に漏れてもないよな?

「『おばさん』じゃなくて『お姉ちゃん』だ。ほら言って」

「それは……」

 言いたくない。

 だって甘く見積もっても三十はいってるんだぞ。

 しかもしれっと『ババァ』から『おばさん』に若返らせているし。

 躊躇していた俺を急かすように、乳首をつまむ指に力をいれた。

 あからさまな脅迫だ。

「痛い! 千切れる! 宗太郎、早く!」

「こいつがどうなってもいいのか?」

 なんて卑怯なことを。

 たとえ冗談でもこんなに歳がいってる人を姉ちゃんと呼びたくなない。

 俺にとっての姉ちゃんは姉ちゃんだけだ。

 どうすればいいんだ。

 俺のプライドと高橋さんの乳首――男に乳首っているのか?

 これまで考えたことがなかったけど、男に乳首っていらないよな。

「べつにいいんじゃないっすか?」

「宗太郎っ、おまっ……」

 高橋さんは一体何に絶望しているんだ。無くなったからどうにかなるというものでもないだろう。

 そもそも俺のじゃないし。

「本当にいいんだな?」

「ヤメッ! 助けっ――」

 副隊長の手に力が入る。

 高橋さんはそれを涙目で解こうとする。しかしビクともしない。

 ピンポーン。

 副隊長の脅迫を遮るように、チャイムが鳴り響いた。

『出動情報。都城、酒匂、都城駅。市街地戦闘、第二出動。出動部隊、機動6、都城1、都城3、以上』

 それに続き機械の独特なイントネーションで情報を読み上げられる。

「出動!?」

 それにしては慌てているようには見えない。

「さっきのはただの連絡だ。どこの現場にどこ所属の隊員が出てるってね」

 副隊長は俺に説明をすると、一気に整備班長の表情に変わった。

「高橋、ホイストを戻せ。いつでも飛べるようにしろ」

「開けてないんでいつでも行けます」

「よし、エプロンに牽引しろ」

 ブチッ!

 引きちぎるように乳首を開放すると、格納庫に高橋さんの悲鳴が響きわたった。

 なんなんだ、この部隊。

「なんでうちの隊には変な奴しかいないのよ」

「そうだよな。こんなにキャラが濃い連中だと大変だよな。いろいろと」

 タマを潰して退学になったやつはいるし、子供をあやすかのように男の股間を撫でるやつもいる。それに露出癖があるマッチョ二人に脅迫ババァ。

 俺、ここでうまくやっていけるのか?

「……なに?」

「あんた、まさかその変人のなかに自分は入ってないと思ってるんじゃないでしょうね?」

「俺、変な奴?」

「…………はぁ」

 愛梨は呆れた表情で俺から目を逸らすと、残念そうなため息を残し、どこかへと去っていった。

 まともそうだと思っていたけど、こいつも変人かもしれない。

 去っていく愛梨を振り返ると、彼女はこっちを睨んでいた。

 心の声、もれてないよな?

「アンタの教育係、私だから」

 ……嘘だろ。

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