第2話

「はじめましてサカガミヒロユキさん」


いきなり自分の名前が呼ばれ驚いていると


「まずは突然のことですみません。急に見知らぬ場所で混乱しているとは思いますが私の話を聞いて貰えないでしょうか?と言うより聞いてくださいお願いします」


いきなりのことで驚いていたが今の状況は俺自身も何も分からないのでとりあえず話を聞いて見ることにした


「ありがとうございます、ではまずは今の状況を説明させていただきます。今あなたがいるところはヒューラの森と言われるところのちょうど中心辺りです。聞いたことはないと思いますが当然のことであなたが今まで生きていた世界と違う別の世界です。」


俺は正直なところ頭大丈夫か?と思ったが話が逸れると思ったのでとりあえず黙っていると。


「あなたがその場所にいる理由ですがその世界はいわゆる剣と魔法の世界で生活や野生の生物など生きている限り魔力を消費する世界なのですが魔力がへりつつあるのです。そして魔力を補充するために魔力が使われないあなたの世界からあなたをこの世界に呼ばせて頂きました」



俺はライトノベルやweb小説などを見ていたので話自体は理解出来たもののここは本当に異世界なのかわからず質問してみた


「とりあえず話の内容はわかったが本当に異世界なのか?異世界だとしたらなんで俺なんだ?」



「はい、まず異世界だと証明する方法は1つ目は目の前のボードですあなたの世界では似たような物があると思いますが何もないところからいきなり出てくることはないでしょう?」


と言われ確かにと思った。



「次に外に出て森の方角を見てください。言い忘れていましたが今あなたがいる部屋は森の中にある2階建ての家の1部屋なのです。階段を降りて目の前に外に行くためのドアがあるのでそこから出ていただければ外に出られます。靴も玄関にあるので好きに使ってください」


とりあえず言われた通りに移動してみることにし森の方を見てみるとゲームでよく見るスライムのようなものが動いているのが見えた


「わかって貰えましたか?あれが証明です。ちなみにあの生き物はこの世界でもスライムと呼ばれていて目の前にいるのは最も弱いとされるブルースライムです。色々なものを溶かす性質を持ちますが溶かす性質自体はとても弱く数時間直接触れるなどしてようやく溶かされているのかわかるレベルの力です。」



俺は今まで見たことがない生物を見てしばらくの間その生物を見続けるのであった


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