第2話 僕が高校に入学する
前回、配信者になった。
義姉はトップ女優、お金は困っていないだろうと金づるにしていたがついにこれでアルバイトの代わりができる。
♢♢♢♢♢
「令和3年度、柳田高校の入学式を開始する。」
入学式が始まる。
「私はこの高校校長、
校長、割と若い女性だった。
そのおかげかわからないが、入学式恒例行事の校長の長いスピーチがなかった。
♢♢♢♢♢
入学式は30分程度で終わった。
今は自分の教室に行っている途中だ。
「ここか…」
1年C組
「僕は…7番か」
ちょうどクラスが42人、座席が縦7横6だったので運良く端っこになれた。
ガタンー
「ぶつかってすいません。ぼーっとしてました。」
「敬語使わなくていいから、同じクラスになるんだし…」
少女はそのまま走って自分の席へ行ってしまった。
♢♢♢♢♢
「今回担任になる、
「先生は結婚してるんですか?」
陽キャらしき男がせんせいに話しかける。
「先生は今フリーですよ。でも生徒には手を出さないから」
♢♢♢♢♢
「出席番号7番、小鳥!」
「はい!小鳥翔です。中学の頃はショウちゃんと呼ばれていました。気軽に呼んでください!」
♢♢♢♢♢
「小鳥くんだっけ?」
「うん、そうだよ。君は?」
「隣の
「沢村春樹?どっかで聞いたような……」
「中学生の頃、サッカー部のエースをやってたよ。」
「あぁ!やっぱりあの時の人か!超有名だったよな?」
「うん、自分で言っちゃうけど結構モテる方だったよ。」
「いいなぁ、モテて…」
「そういう君も有名だったじゃない?」
「そうなの?」
「ちっちゃくてかわいいって聞いたことあるけど…僕より身長高いじゃないか…」
「ここ数ヶ月で20センチ以上伸びたからなぁ。」
「めっちゃ伸びてるじゃん。」
♢♢♢♢♢
「そういえば知ってる?」
「なに?それ…は…」
知ってるか聞かれ、見せられたスマホの画面には僕の動画が流れていた。
「ナニソノヒトシラナイ。」
「そっか〜知らないか〜」
「この人超かわいいんだよ!?しかも僕たちと同い年!」
「へーソウナンダ」
「興味ない感じか〜」
怖い、これが僕だとわかったらやばいだろう。
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