消えるアルバイト達

神城ガアラ弾蔵

消えるアルバイト達 プロローグ

 警察署を出たスーツ姿の男性二人。一人はスラッとした高身長のメガネを掛けた若い男性。もう一人は白髪交じりの中年男性だが目付きが鋭く、メガネの男性よりも年齢が十五以上は上に見える。


 メガネをかけている男性が言った。


長峰ながみね警部。今月北区で行方不明者が十二人目って、北区区民ばかりどうなってるんですかね?」


 それを受けた白髪が混じった強面の男性刑事。歩きながら答える。


「わからねぇけど、北区でとてつもない何かが起きてるのは間違いねぇな」


「えぇ。ですよね」


「まぁ、仏も出てきてねえし、サイコ野郎が何十人もさらって全て殺したとは考えずらい。まぁ俺達がやることは行方不明者の情報を集めることだけだな」


「えぇ、そうですね」


「ところで明石君。前に会った山根って言う探偵だが、あの探偵が言うのは……」


 ……。


 ……。


 ……。

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