まもなくオープン③

「そんなことないですよ~でも。ありがとうございます」




そう言って、笑ってくれた。




「それでは、行こうか」




「はい!!」






商業ギルドまで、二人で笑って歩いて行く。




「許可って下りると思う」




「それは、大丈夫だと思いますよ~」




「なんで?」




「商業ギルドは、基本的にテキトウに許可を出して、税金が入れば何でもいいですから」




「税ってどれくらい払うの?」


税の話は今初めて聞いた。


この世界の税率はどのくらいなのだろうか




「そこは、交渉次第です。なので、決まった税金はありません。」




「へ~そうなんだ。」




「って言うか、知らなかったんですか。付いてきて良かったです」




「ありがとう」




そんなこんなで、商業ギルドに着いた。


リンが扉を開けてくれた。




かなりの人がそこには居た。


軽く百人は居るだろう。




「あそこに並びますよ」


リンは歩き出した。


50人くらい並んでいるだろうか。


しかし、カウンターが12個あるのであまり時間はかからないだろう。






15分くらい待ったぐらいで順番が来た。




「どうぞ、おかけ…………………………あ、リンちゃんじゃん」




「はぁ~こんにちは、アリーシャさん」


なんか、二人は知り合いっぽい口調だった。




「二人は、知り合いなの?」




「昔の職場です」


ここで察しがついた。


リンは、昔ここで働いていた。


なので、ここに来たくなかったのだろう。




「リンは、今何してるの?」




「…………………………なんでもいいでしょ」




「え~聞きたいよ~」




この二人仲良しトークはまだ続きそうだ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る