出店準備③

ギルドの中を奥まで進んでいくと。


文字が見えてきた。




見たところ、求人情報だけではなく、


時事ニュースなども貼られていた。




「本当にこんな所にワザワザ誰か来るの?」




「もちろんです。この街に住んでいる人は月に一回は見に来ますよ」




にわかには信じられなかった。






色々な求人を見ていると。


面白いのやユニークな募集をがあったのでそれを目指すことにした。








しかし、肝心な時に良い文章は思いつかないのである。


「リンなんか面白いように書くにはどうしたらいい」




面白いことを書くことで注目を浴びる策戦だ。




「そんなのしりませんよ~目利きできる人大募集中だけでいいじゃないですか」






そのころ、プリンは後ろで二人を見つめているだけだ。


自分では戦力にならないと悟ったのだろう。








《僕たちと一緒に宝探しでもしませんか。


 幅広く目利きできる人大募集。


 報酬高価(になる可能性あり)


 ※採用には審査があります。


 詳細を聞きたい方は、掲載日から五日後にここに集まってください。》






結局こんな感じになった。




クソつまらんが、リンは満足したみたいだ。




果たして、来てくれる人が居るのか、居ないのか。


来てくれたとして、何日後なのかもわからない。




しかし、個々が決まらないとどうしょうもないのも事実なので、今日のところは帰ることにした。




5日後にまた、ここに来ることになる。


ギルド内は、基本的に住民であれば自由に使っていいらしい。


ギルド内は、掲示板しかないのに広いのは人が、集まれるように設計したのかもしれない。






~5日後~


この間、特に何もなかった。


カーシャも帰ってくることは無かったし。


プリンやリンもいつも通りだった。




そして、今日ギルドに行く日だ。


希望者がゼロなのか数人はいてくれるのか。


誰もいなかったら対策を講じる必要が出てくるので、メンドクサくなる。




もし、希望者がいた場合はそのまま、個人面接もどきなことをやろうと思っている。


そこで、お金の話などをする予定だ。




プリンとリンを連れて、


緊張の面持ちでギルドに向かうのだった。






その先で衝撃な展開を迎えるのだった。


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