第4話「理解の鍵」

「君にギフトした「鍵使い」はありとあらゆる物を「「締錠」《ロック》」物の動きを止めたり、指定した物の鍵を閉めたりする、または「「解錠」《アンロック》」物体の分離や、特定で指名した物、例えばドアや窓を開けたりすることができるアビリティなんだよ」

「鍵使い」というアビリティは聞いた感じだと、そこそこ使い勝手は良さそうだが、これで、戦うとするならば、中々に頭を使わなければならないかもしれんな。

「私からの説明は以上だよ。最後に君に戦う才能がどれだけあるか見ていこうかな。」

「始まったばかりの者の初戦を極めし者よ、今こそその姿をここに表し、新たな伝説を作るものの生贄となれ」

ギフティアがそういうと、俺の目の前には、誰もがRPGゲームの序盤で戦うであろうスライムがあらわれたのであった。

「君はまだレベル1だしね。ちょうどいい相手を用意してあげたよ。」

この神、完全に俺を玩具だとでも思っていやがるんだろうな。

そんな事を考えてる俺に対して、さっさと実力を見たいのか、ギフティアが合図する

「それでは、勝負開始!」

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