愛夫弁当に惚れました ~秘密の同居人~

綾月百花

プロローグ

「河村君と蒼井君、先方の社長から蒼井君を専属担当にしたいと連絡があった。河村君の指導が良かったのだろうな?これからは、蒼井君にお願いするよ」


 突然、山内部長に呼び出されたら、とんでもない告知を受けた。


「山内部長、わたしだけでは無理です。河村先輩がいつも資料を確認してくれたから、できた仕事です」


「蒼井君も四年目だ。そろそろ一人で受け持ちを持っても大丈夫だろう。先方も蒼井君を気に入ったようだし。これかも頼むよ」


 わたしと河村先輩の肩をポンポンと叩いて、部長はデスクから離れていった。

 気まずい。


「河村先輩、わたし無理です。いつも河村先輩が見て下さるから、できた事案です」


「それでも、先方は花菜がいいんだってさ。阿呆らしい」


 河村先輩、武史はわたしを置き去りにして自分のデスクから離れていった。


「待って」


「ここは仕事場だ。付いてくるな」


 わたしは、武史を追いかけることができなかった。




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