前のエピソード――桃色の砲撃手　ユーテリス・フォリジン

名前：

　ブリュンヒルデ・クォルファー

属称：

　廃霊姫（ロストドール）

性別：

　フィーメールに該当

身長：

　１３５ｃｍ

年齢：

　？？？

特徴：

　色素が極端に薄いブルーの御髪を切り揃え、血の気さえ感じられぬ肌を持つ。白と黒を織り交ぜたゴシックドレスに身を包む体躯は、一般的に知られる星霊姫と等しい、人類でも１０代に満たぬ幼女の容姿。されど実質の年齢が分からぬどころか、その概念が無用の長物とも言える少女である。

生い立ち：

　彼女の生まれに関しては、星霊姫から弾かれた時点で全くの不明と言える。元来星霊姫であるはずの存在が、仕えるはずの観測者消滅に伴い取り残されたイレギュラーである彼女。通常観測者と共に消滅を共にするはずの体躯が、何らかの異常から低次元へと居残ってしまい、奇しくもヒュビネットの計画する壮大な謀略に加担する因果を生んでしまう。

所属・搭乗機：

　エンシェントバード級ロストシップ　凶鳥フレスベルグ（艦管制制御システム相当のメインコア）

補足：

　作中で初期から中期に移る頃に初出となる、漆黒側最強の旗艦へメインコアとして繋がれ登場する。ブリュンヒルデに対して、放って置けない感情を抱くユーテリスがヒュビネットへ向け抗議するが、当の本人は極めて感情起伏が少ない上、不思議系を地で行くゆるふわポワポワなため甘んじて艦制御システムの因果を受け入れているフシが見受けられる。

　ユーテリスが彼女の扱いへ怒りを顕とする程に、二人の関係は部隊内でも一際親密さが目立っている。差し詰め、種の壁を越えた姉妹と言えるだろう。