Take23 日曜AM1:00 (年内の更新はこれで最後です)
「蒼温、もう寝ようよ」
「寝たら?何するかわかんないよ?」
なんて意地悪なんだ
僕は部屋から出て
キッチンに向かった
なんでもいいから
飲みたかった
なんでもいいは
嘘だ
みんなが飲んでるものと
同じものが飲みたかった
冷蔵庫をゴソゴソしてると
蒼温がやってきた
「何?」
「何だろね」
僕はひと睨みするしかなくて
「あら、二人ともなにしてるの?」
(なんで母さん起きてきたんだよ)
焦ってる僕を差し置いて
「今夜は夜更かししよーって陸が」
(コイツ何言ってんだ!)
「だから明日は遅起きだと思います」
「蒼温、陸のわがまま聞いてもらってありがとね」
「いえいえ」
僕は部屋の鍵をかけたくて
素早く戻ったけど
意地悪大王の前では
未遂に終わるしかなくて
僕は取ってきたペットボトルを
ぎゅっと握りしめた
なんだかな
唇が僕のじゃないみたいなんだ
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良いお年をお迎えください_(:3 」∠)_
来年も宜しくお願い致します(」゚ロ゚)」
はせ智
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