42 ???の回想。

世の異端児で或る、四人の原初の魔導士を私が見つけた時から計画されていた。


 神代の神々が反転世界を創り出し、其処で三千京千京年以上の時を過ごしていたある日、我々とは別の種の生命が此の反転世界にどういう訳か紛れ込んでいるのを発見した。


 はじめは興味本位で其の生命を観察していたが、其れ等は、遂に、私が住処にしていた、バール塔の頂上までやって来た。


 「おお、あなた方は、まさかここまで来られる、生命が私たちの他に居るとは・・・。」


 そこで、私は、彼等に興味を持ち、使命を与えた。


 神を殺すものの育成だ。


 彼等は、私には、勝てなかった。


 私は彼等に呪を掛けた。


 神代の神々をも凌駕する能力の開発と実験だった。


 其れによって、数多くの魔法が発明された。


 そして、あのマクベスをも超える魔導士が現れた。


 マクベスは生きているが、其れでもマクベスをあそこ迄追い詰めた魔導士が現れた。其れは一体どれ程の確率だろう・・・か。


 私は、神の一つ エリーナ 世界を革新する魔導の王。


 

 喜界島 寅次郎 奴は、偉大だ。マクベスは其の怪我でボロボロになった身体を眺め

つつ言った。彼奴は私を見つけていった。


 「この世界は何なんだ。神の遺跡があったぞ。あんたらは一体何者なんだ。あの神話によれば・・・。」


 あいつは、神にあわずして、神の魔道にたどり着いてしまった。


あの菓子太郎の様にな。


あれは、言っていた。


此れは必要な儀式なのだと。


何の儀式かは教えてはくれなかったが、彼奴は死んでいないだろう。


彼奴は、物質から其の過去や未来を読み取る能力で、神への接触に成功し、更には、神の一つになって終った唯一の人だ。

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