23 バルマは最強になったと勘違いしマクベスに一人で挑むも、返り撃ちにされる。

「全員生きて帰って来られたみたいだな。」


寅次郎は、言った。


マリーは驚いた。

「まさか、全員此の試練をクリアするだなんて、正気の沙汰ではないわ。」

 

 急に、試練から帰ってきたばっかりのバルマは悟ったように言い出した

「俺はマクベスを殺す。俺がそうするべきだと判断したからだ。」


急に、バルマが暴走した。

周りは止めたが、


「最短距離を行く。直ぐに殺すべきだと判断した。無駄な事はしない。一瞬で蹴りを付ける。」


バルマは、消えた。


そして、マクベスの位置を特定し、首を取って帰って来た。


「此れで終了だ。」


想像以上だった。



バルマは、星を創り、世界の王となった。



しかし、マクベスは死んでなどいなかった。


マクベスは死なない、不死の能力があるからだ。


七不思議を全て知るものはマクベスのみだ。


「あの程度で、マクベスがやられるはずが無いよ。」


 寅次郎は言った。


 バルマの奴、竜宮の故郷の為に、星まで作って、探索を始めやがった。


 三日前だ。たったの三日で、星を錬成し、海底遺跡を掘り起こし。


 かつての歴史を調べ始めた。


 しかし、バルマは、分からなかった。


 反転世界にかつて居た、存在が何者なのか。


 得体知れなさに、恐怖し。


 畏怖した。その時に、背後に、マクベスがいた。


 「お前は。」


 「おや、おや。どうしたんだね。」


 バルマは瞬時に危険を察知し、新しく覚えていたテレポーテーションで、マリン星の遊園地に向かった。


 「おお、バルマ、やはり帰って来たか・・・。」


 「おかしいのだ。マクベスは生きていた。其れに海底遺跡は、謎が多すぎる、世界の真理の一つをしった、俺でさえ、解明できない事で溢れていたのだ。」


 「なんであれ。マクベスに勝つには。全ての七色の色の魔導士を集めるしかない。」


 今ここには、六人の魔道師が居るが・・・。黒と黄色の魔道師が足りないか。特異な灰の魔導士は居るが・・・。


 「後、二色が足りない。」

 寅次郎は髭を弄りながら言った。

  

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