第6話 ついに友達が二人も出来ました!

ラブコメを書いている人、本当に尊敬する!

ラブコメ初挑戦なんですけど、これからどう展開していくか考えるのが難しいと感じる日々を最近送っているんですよ。

いろんなことを考えた結果、結局、時間任せにした祐樹だったが、まさかの!

「案外、なんとかなりました」

しかし、その先に待ち受けていたことは!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


窓の日差しが顔に照らされる。


「う……朝?」


僕はゆっくりとベットから立ち上がり、学校に行く準備をして、下の階に降りた。

そのまま朝ごはんを食べて、学校に向かった。


「あ〜これほど学校が憂鬱になることなんて二度とないな」


ボソボソと呟いていたら、気づいたら学校に着いていた。

そして、教室の前に立つ。

僕は勇気を振り絞り、その扉を開ける。

自分の席に向かうとき、周りを見渡すと、特に何もなかった。

昨日みたいに冷たい目線も向けられることもなかった。

そんな中、彼女は席に座っていた。

そう、その彼女と言うのは玲香さんのことだ。

扉の開く音が聞こえた。

担任の先生がきた。


「おーい、みんないるな…よし、今日の連絡だが…6時間目にクラス委員長を決める、以上だ」


そんな連絡は僕には届かず、頭の中で冷静に今の状況を整理していた。

なぜなら、こんな状況だからだ。


「俺は三好源って言うんだ。よろしくな、祐樹!」


「僕は中村蓮…よろしくね、祐樹くん」


なんと陽キャ感、満載の二人が僕に話しかけてきたのだ。

しかも、自己紹介もしてくれた。


「…うん。よろしく」


僕は笑顔で返事をした。

内心、動揺しているが、意外と悪くない、これが陽キャの力なのか。

源くんはスポーツ系の男子?だと思う。

見た目もゴツくて、なんか、かっこいい。

それに比べて蓮くんは爽やかでイケメンだ。

あと、頭が良さそう。

そのまま授業を受けて、気づいたら、お昼まで一緒に食べていた。


……あれ?まさかこれが友達と一緒にご飯を食べるってことなのか


僕は心の中で感動していた。


……初めて、友達と…ご飯を…


陽キャにとっては普通かもしれないが、ボッチで陰キャな僕にとっては普通ではない。

陰キャだって別に一人でご飯を食べたいわけではない。

ただ、友達がいない、もしくは我慢をしているのだ。

そんな有意義な時間はあっという間に過ぎ、ご飯を食べ終えた頃、蓮くんが僕に質問をしてきた。


「祐樹くんはさ、クラスの中で結構有名な話だけど、橘さんとはどう言う関係なの?」


やっぱり聞いてくるよね。

ここではっきり言えば、蓮くんを伝って、なんとかなるかも。


「実は…」


「その話、知ってるぜ!あれだろ、女子の間で話題になってる、橘さんと祐樹が付き合ってるっ話!」


「ええ、そんな話になってたの?」


僕は驚いた。

まさか、そんな話になっているなんて…


「その話で真実を知りたくてさ、」


「う?」


僕は違和感を覚えた。

だってあんな爽やかな蓮くんがなんか乙女みたいな顔をしているのだから。

これはまさか!

玲香さんに「ほのじ」ですか!

そう考えていると、チャムがなった。


「やべ、授業に遅れるぞ二人とも!」


僕たちは急いで教室に戻った。

そして何事もなかったかのように放課、3人で仲良く会話をしながら過ごした。

6時間目、クラス委員長を決めるため、クラス内で話し合いが始まった。

女子の方ではまさかの橘さんがクラス委員長に任命された。

男子の方はもちろん、相手、あの橘さんだ。

誰も手を上げなかった。

話し合いが30分も続くと、女子から批判の声が…


「男子!早く決めてよ!」


「そうだよ!橘さんに迷惑かけてるんだから!」


などの罵声を浴びせられる。

だってしょうがないじゃん!橘さんだよ!

怪我でもさせたら、想像もしたくない。

すると、担任の小林先生から、ある提案を出す。


「橘は誰か一緒に委員長をやりたい人とかいないのか?」


「え、一緒にですか?」


「そうだ、どうせ男子は誰も手を上げないだろうし、橘が決めてもいいぞ」


男子生徒の顔はとても納得した様子だった。


「では……」


男子がみんな、橘さんに注目する。

その瞬間、気のせいだろうか?本当に一瞬だけだが、玲香さんと目があった気がした。


「じゃあ……祐樹くんで!」


満遍な笑顔でその名前を呼んだ。


「よーし祐樹、今期の委員長、よろしくな〜」


6時間目の終わりのチャイムが鳴る。


「マジで…」


そのまま帰りの前に連絡を聞いて、学校が終わった。


「祐樹〜一緒に帰ろうぜ!」


「一緒に帰ろう〜」


源くんと蓮くんに「一緒に帰ろう」と言ってくれた。

僕はもうそれだけで「死んでもいい!」と心の中で泣いた。


「うん」


3人で一緒に帰ろうとした時、先生に引き留められる。


「祐樹、ちょっと待て」


「なんですか?」


「明日、委員長会議が授業後あるから」


「え…あ、はい」


最悪の連絡を聞き、3人で帰る。


「それにしても、祐樹〜ほんとに運が悪いよな」


「言わないでくれ、僕は今でも川に飛び出したい気分なんだ」


「けど、しょうがないよ、今期の辛抱だよ!」


なぜか二人に慰められた。

嬉しいんだけど、初めて友達との帰りがこんな話題になるなんて、涙を堪えながら帰った。


「ただいま」

「おかえり、お兄ちゃん」


僕はそのまま自分の部屋に向かった。


「なんか、最近のお兄ちゃん、なんか変……」

そう思う藍だった。


「2022年1月8日/改編」


・・・・・・・


祐樹くん、友達できてよかったね!

けど、、なんで急にできたんだろ?不思議ですね。

てか、まだ1日の付き合いもないのにもう友達認識って、この認識は陰キャ特有のものかもしれませんね。

ちょっと悩んでいることがあって一人称視点にするかどうか迷っているんですけど、どっちがいいんだろう?

しばらくは一人称視点で話が続くと思います。

できれば読んだ感想などコメントしてくださると嬉しいです。


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