第4話 今後の作戦

まさかのまさかのあの大手企業の娘、橘玲香と!

みたいな感じで水森祐樹は玲香と友達?になった水森祐樹。

彼は友達作りに失敗したと思ってしまうが真実はいかに!

では続きをどうぞ!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


色々あった水森祐樹は玲香さんと屋上での出来事で疲れてしまい、家に帰った。

彼はため息をつきながら、玄関を通ると妹とすれ違う。


「あれ?お兄ちゃん、帰ってくるの早いね」


「ああ、色々あって……」


朝のテンションとは違ってとても暗い表情だった。

妹は心配な顔をするが、そんなことを無視して祐樹は自分の部屋に向かった。

彼はそのままベットにダイブして、自分の顔を枕に押し当てた。


「終わった…もうおしまいだ」


彼はさっき起きた出来事を思い出す。

思い返せば、反省点が多く、今更ながら、『ああそればよかった』など後悔するも、同時に教室での生徒の冷たい目線、『友達作りの失敗』、思い出すだけで後悔しかなく、泣きそうになる。


「学校行きたくねぇ〜」


心の底からの声だった。

気づいたら、窓の外は真っ暗だった。

どうやら、いつの間にか寝ていたらしい。


「ゆうくん〜夕ご飯だよ!」


お母さんの声が聞こえた。

僕はベットから立ち上がり、そのまま下に降りてリビングに向かう。

今日は珍しくお父さんがいなかった。


「お父さんはどうしたの?」


「お父さんなら、仕事で遅くなるって」


「そうなんだ」


「どうしたの?お兄ちゃん、今日の帰りもだったけど、何かあった?」


「……なんでもない」


話をはぐらかし、珍しくお父さんを除く3人で晩ご飯を食べた。

僕はすぐにご飯を食べて部屋に戻った。

寝たおかげで少し冷静になったが、まだモヤモヤが残っていた。

夜9時のことだった。


「このままじゃ、陰キャの中でも最悪な結末、『ボッチ陰キャ高校生ライフ』を送ってしまう。なんとかしないと…」


椅子に座り、真剣な顔で今の状況を冷静に考えた。

今の状況を整理しよう。

まず、当初の計画だった、友達作り『とりあえず積極的に話す作戦』は失敗。

理由は簡単だ、あの冷たい目線、間違いなく明日は誰も話してくれないだろう。

(特に根拠はない)

そして、今のご令嬢、玲香さんと僕の関係性だ。

友達?になったのかどうか、よくわからないので後で考えよう。

最悪、明日の行動で全てがわかるからだ。

こんな状況、きっと誰も予想できなかっただろう。

だってそうだろう!

助けて子がまさか大手企業の娘さんで、同じ学校で、同じクラス!

天文学的確率だぞ!(多分……)


「とりあえず、次の作戦を考えないと」


そう結論を出して、机に向かってずっと作戦を考えていたが、思い付かず、気づいたら深夜2時過ぎていた。

時間の流れというものは早いものだ。


「もうこんな時間か…」


結局、作戦は思い付かず、朝を迎えた。


「まじか…」


窓のカーテンを開くと太陽の日差しが僕を照らす。


「オールしてしまった」


結局、水森祐樹出した結論は『とりあえず、今日を乗り越えよう』だった。

今日のスケジュールも学校の授業があるわけではなく、部活動紹介などをやるだけで昼には自由時間だった。


「とりあえず、朝ごはん食べよ」


そのままリビングに向かい、妹と一緒に朝ごはんを食べる。

椅子に座り、いつも通り、朝ごはんを食べていると、異様に目線を感じた。

それは妹からの目線だった。


「なんだよ…」


「お兄ちゃん、目にクマができてる」


「ああ、今日寝てないから」


「ふ〜ん、なんで?」


「お前には関係ないだろ」


そう言うと食卓の空気が少し重くなり、妹はなぜか少し悲しそうな顔をした。

「あ、ごめん」


僕は強く言いすぎたなと思い謝る。

「いいよ別に」


と妹はプイッと頬を膨らませてた。


……拗ねた


うちの家庭では妹が拗ねるととてもめんどくさいで有名だ。


僕はお母さんに全てを丸投げして学校に向かった。

(お母さん、後はよろしく!)


「2022年1月5日/改編」


・・・・・・・・


ラブコメって書くの難しいですよね。

陰キャでありながら妹がいるって羨ましくないですか?

正直、僕はとても羨ましいです。

今、主人公の妹の名前を考えている途中です。

近日中には決めます。

できれば、感想などコメントしてくださると嬉しいです。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る