夜が長いから話したいことを

柴チョコ雅

第1話 エッセイと短編の沼に堕ちたかも

 私は読み専です。とTwitterで度々呟いてしまいます。ですが、カクヨムやなろう、pixivの本棚はあまり入っていないので、嘘つきか遅読かとなりますね。えへへ。ずっと別サイト3箇所くらい、別の名前で読んでます。小説を書くにあたって柴チョコを名乗り、浮きまくってるのを承知でなろうに投稿し、キネノベにコバヨウ(拙作コバルトとヨウ素を縮めてます。初めて三万字超えて書いたので浮かれたんです。私)を出したくてpixivに、カクヨムなら読んでくれる人がいそうな作品を今書いてるので、カクヨムにと触手を伸ばしてきたのであります。


 ヤバいです。新しいサイトには新しい世界が。新しい作品が沢山あるじゃないですか。初めてウェブサイトで小説を無料で読めると知った時、家族にかなり怒られたんですよ。いろいろ支障をきたすほど読んでるから。


 本を読み出すと廃人になるので、受験期は国語の文章題で我慢したり、星新一先生で耐えてました。ショートショートなら止めやすいかと。でも、星新一先生。沢山出していらっしゃるんですよね…。国語の文章題、先が気になりすぎて作品作者名をノートにチェックしてましたっけ。


 私の読書好きは父に形成されたものです。父は家の中に飽き足らず書庫を建てたほどで字が書いてあるものは子どもの教科書さえ捨てられない人です。子守を図書館や八重洲ブックセンター、紀伊國屋でしてましたし。本に関してはお金をかける感覚がおかしい人です。定年後ですが、しかも専門書ではありますが、紙の書籍を出版してますから、一応、彼は作家になるんでしょうね。自分の溜め込んだ本を「死後は書庫ごと燃やしてやる!」という妻をお持ちなので、私を本好きの人間に育てて守るつもりなのでしょう。腹黒い。


 今、キャラクター文芸に属するものを執筆してます。そのため、カクヨムに触手を伸ばしたわけですが、本棚とか読書量とか0はまずいと思いました。さりとて他サイト3つで連載小説をちくちくと読んでおり、一応、執筆もある。しかもカクヨムは作家さんフォローとかあるけど、これ突然、私がしていっても大丈夫?とか。いろいろ考えて、Twitterで良く見かけるあれ、「#RTした小説を読みに行く」をやってみたのです。


 本棚が寂しいカクヨムとなろうに限定しました。グロいのはちょっと勘弁なので、その注意書きを。魚は捌けるんだけど、イカも捌けるんだけどなんかお尻がむずむずするし、鳥は捌けなさそうなので、向かないと思うのです。


 おかげさまで47ほど来て慌てて締切りました。全部読めなくなっちゃう。フォロワー数が二桁なのに(当時。今はようやく100くらい。)ハッシュタグの威力は恐ろしけり。


 Twitterも文字だらけなので覗くのが大好きな私は最近このRT企画に対しての様々な意見を目にしました。否定的なのを見るのが辛いですね。


 馴染みのある別名で読み専してるサイトで、ランキング全部読むとか検索して好きなの探して読むとかやりましたよ。私。書籍化作品をあげろというなら、自分の本棚から「新潮日本文学全集」「筑摩書房世界文学全集」「死ぬかと思った」「他人を支配する黒すぎる心理術」「かいけつゾロリ」「かわいい金魚」「新幹線全車種」「merck index」はい。まだまだあげますが?何か?

そのわりにはこのレベルの文章力?だって読み専だって言ったじゃん(なんて素敵な免罪符)。フォロワーを増やしちゃいけないの?自作の宣伝?したっていいじゃん。PV0祭りが続くんだもの。宣伝は手を変え品を変えでしょ?


やっちゃいけない?RT企画?


 楽しかったですよ。読んでない世界が自分では選ばない世界が広がっていて。多岐にわたるジャンルも知りました。2次創作だけは手付かずです。なのでpixivはあまりいじれてないです。2次創作は愛がないとね、ダメな世界だと思いますから。


 そして勉強になったといえば、自分の状態が良く分かったことでしょうか。決してパクるとか案を頂くとかは私の中には無いです。私は書きたい欲求に従って書くタイプなので、真似て書いても続かないです。


 今、エッセイと短編が好物みたいです。RTして下さった作家さんがエッセイや短編書いてると紹介された小説よりそっち読んじゃってます。ごめんなさい。多分それなりに執筆と生活に追われて長編に浸かれない状態なんでしょう。


 あと、歴史ものは読めないみたいです。何故だか考えてみました。母が会津の出身で、ガチで薩長への恨みと徳川慶喜の悪口を教えこまれながら育てられました。祖父からは「束松峠の事件」を朗々と語られる。祖母には如何にして戦争で兄弟を無くし婿をとる羽目になったか語られる。父は豊富な読書量を活かして大河ドラマを観ながら、歴史的におかしいと重箱の隅をつつく。雑学もので、昔の戦国武将の奥さんは生首を磨いて管理していた(大事な褒章を決める物ですからね)ぬばたまの髪はカビの緑とか、かの有名な切腹事件がすぐには死ねなかったとか読んでしまった私。様々な要因が重なって、美化したものとか新しい解釈とか書かれると読み続けられないです。その世界に酔えないんです。淡々としたものならいけるのかな?(なんとかそれでも読めるものを探したい私)


 新しい世界を覗いた私が今、ウキウキしてるハッシュタグが「名刺代わりの小説10選」。私これ参考に図書館通おうと計画してますもの。本屋じゃないの?って?

本を溜めすぎる父と、燃やしてやるってケンカして、度々家出する母の仲介をやってますので、本を買うのにお金を使うのは気にしないけど、本が溜まるのが怖くなる、でも字を読むのが大好きになるみたいです。


 私はこのまま文系の大学に行ったら偏った人間になるって得意でもない理系の大学に行かされ大変でした。「万葉群像」とか「万葉秀歌」とか大好きだったのに微積と数列と確率に涙を流しながら、化学の道に。ガラス器具と料理が好きだったので乗り切りましたが、偏った方が生きやすかったのではないかと思うこともしばしばです。


 最後になりましたが、図書館とウェブバンザイ。こんな私でもよろしければ読み物を紹介してやって下さい。エッセイ、短編はどんなジャンルでもイケると信じてます。


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