空っぽの壺

あい

僕は森で暮らしてるんだ。ずっとここで暮らしているんだ。

ある日、森にいたら出会ったんだ。「あなた」に

最初はとてもびっくりしたけど「あなた」は優しかった。

「あなた」は森の外について教えてくれた。

いっぱい色んなことを教えてくれた。僕の世界を広げてくれた。

世界がもっともっと広くて綺麗ということを教えてくれた。

僕は「あなた」の話が好きだった。ワクワクして、ドキドキして、もっと世界を知りたいと思うようになったんだ。「あなた」と話したくて、もっと一緒に痛くて

いっぱい勉強したんだ。あなたといると楽しくて、嬉しくて、心がギューとなるから

僕は知ってるんだこの気持ちを。勉強したから、いっぱいいっぱい勉強したから。

あなたといるときのこの気持ちは

これは「あい」っていうんだ。

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