「塵みたいな人生だ。」

汚れた天井を見ながら涙をこらえ、僕は呟く。

高校時代、中学時代いわゆる青春と呼ばれていた時期を思い出し頭が割れそうになる

数々の罵倒。刺し殺すような冷たい視線。机に書かれた暴言。

こんな記憶思い出したくない。思い出したくないのに僕の脳は強烈に、鮮明にあの映像を見せてくる。

憎い、憎い。僕は今でも苦しんでるというのに。「あいつら」は何の懺悔もなく毎日を生きている。微かに月光が差し込む暗い部屋で僕は苦しみ悶えている。

「こんなことなら、生まれたくなかったなぁ」

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