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  • 忘れやはするへの応援コメント

    百人一首のシーン、印象的ですね。
    忘れやはする。美しい響きです。
    私は「しづ心なく 花の散るらむ」の札がお気に入りでした。

    今も過去も関係なく、こんな風に記憶を旅するのって素敵だなぁと感じました。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。和歌に詳しいわけでもないですけど、ふとした瞬間、古語の響きに感情を揺さぶられることがあります。人が亡くなると、その人の記憶はどこにいってしまったのだろう、とか考えてしまいます。

  • 忘れやはするへの応援コメント

    歳をとるごとに今の現実に対するリアルさが薄れ、記憶の中の過去の方にリアルさを感じるようになってきている気がします。
    死ぬ時に浮かんでくるのは作中のような断片的記憶なのかもしれない、と思いました。死ぬのはとても怖いですが、どんな感覚になるのか、少しだけ楽しみでもあります。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。現在のリアリティが薄れて、過去の重みが増していくというのは、よく感じますね。死ぬときに、なにかを思い出す余裕があるのか、どんな感覚で死ぬのか。気になって仕方がないです。

  • 忘れやはするへの応援コメント

    企画に参加して頂き、ありがとうございます。
    読みに来ました。
    問いかけて考えて、まるで百人一首をしているような感覚が心地よい作品でした。最後の最後まで謎が解けなかったのは、少々、残念ですが、不思議と読後感は良かったです。佳きお話をありがとうございました。もし良ければ私の作品も読んで頂けると嬉しいです。また機会があれば他の作品にでも寄せさせて頂きますね。ではでは。

    作者からの返信

    読んでくださってありがとうございます。曖昧模糊とした作品なので、はっきりとした輪郭はなにもないお話ですけど、読後感は良かったと言っていただけて嬉しいです。コメント、ありがとうございました。

  • 忘れやはするへの応援コメント

    お疲れ様です。

    くりかえしのフレーズで、どこか平板な雰囲気なのですが、私は感傷にどっぷり浸っているようなお話よりも、このお話の方がとてもリアルに読めました。

    もし臨終の際に何か聴こえるとしたら、やはり断片として場面がこうやって甦ってくるのかもしれません。


    どこを抜き出すのか、も、なかなか難しいところですよね。
    百人一首は、こちらの歌はあまり記憶になかったですが「忘れるものか」がキーワードだとすると面白いですね。

    物語がやたらと波打てば、死と向き合っている人にとってはそのエネルギーには勝てないでしょう。とても印象的なお話でした。





    作者からの返信

    お疲れ様です、崇期さん。読んでくださってありがとうございます。

    自分自身は、百人一首で遊んでいたわけではないのですけど、好きな詩人の吉本隆明さんが、百人一首の思い出を書いていて、この歌が好きだと言っていたんですよね。

    「なぜ好きだったかといわれれば、風が吹くということと、そよそよと吹くということが、音韻の連鎖をつくって、音から誘発されるイメージがこころよいからだとおもう。それに忘却ということが姿や形としては、もうわからなくなっているのに、音の記憶だけはのこっている状態を連想させるからとつけくわえてもいい。ひとはひとをそんなふうに忘れるのではないか」

    この文章がとても印象深く、好きだったので、影響を受けてこのような作品になりました。なんらかの印象を残せたなら、とても嬉しいです。