第3話 しんどいな

 こんにちは。


 特に理由もないのに、心がしんどい時があります。まさに、今がそうなのです。


 なにもしていないし、誰も周りにいないのに。


 誰も周りにいない。普通の人は孤独と感じるのでしょうが、わたしはあまり孤独というものは苦痛に感じません。傍から見れば一人でぼんやりしているようでも、わたしの脳細胞は目覚めている間、ずっと急速回転してくだらない想像、もしくは妄想に耽っているのです。休む間がなくて疲れるほどです。

 わたしの脳内の映像や画像を全て三次元に表現できたなら、もしかして世間から、いっぱしの芸術家と評価されたかもしれませんが、それが上手くできないのですよね。

 

 きっと、多くの人が同じなのではないかと思います。この世は隠れた天才だらけ。ただし、死ぬまで隠れっぱなし。


 ある時期まで、わたしは自分を天才だと思っていました。完全な自惚れですな。

 確かに記憶力と作文能力は学校に通っていた頃も社会人になってからも他人より図抜けていたのは客観的な証拠があるので確かです。


 しかし、わたしには徹底的に欠けていたものがあります。

 努力することと協調性です。


 ああ、なんか妙な自慢話になってしまっていますが、今のわたしはとっても社会不適格者です。


 さて、本題に戻りまして。わたしの心をしんどくさせているものはなんでしょう?


 それがわかれば対処のしようがあるのですがね。幼少期からずっと続く、


『理由の分からない不安感と恐怖感』


 ひとつ間違えたら芥川龍之介の自殺理由みたいですけど、わたしはもらえるならば、直木三十五賞が欲しいなあ。ああ、直木三十五はあまり有名な小説家でないのに、なぜ賞の名前になったか知っていますか? 単に菊池寛の親友だったからなんですよ。


 あれ、急に楽になって来ました。くだらない文章を書いていたせいの模様です。


 だから、駄文書きはやめられませんねえ。駄文書きは、わたしの心の熾火をちょっとだけ紅蓮の炎にしてくれるのです。もしも、迦楼羅炎になれば不動明王です。


 ああ、みなさん(ごく少数の奇特な読者さま)、火傷と類焼にはご注意を。でも、わたしはジョーカーの格好をして京王線を燃やしたりしませんよ。

 しかし、これから先も似たような事件が増えるのでしょうね。

 死にたいなら一人で餓死すればいい。他人を巻き込むのは子どもの発想です。日本人はわたしが子どもの頃より確実に幼稚化しています。これ、ゼッタイ!


 そんなミスター・アダルトチルドレンたちが街中を闊歩しているから、わたしは怖くて毎日修造ではなくて毎日引きこもりジジイなのです。


 本当はどうなんでしょうね?


 ただのデブ症じゃなくて単なる出不精なだけかもしれません。というか、きっとそうなのです。自覚が足りないな。


 おいまいです。


 さようなら。

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