本編

"AIのべりすと"に何かを書かせてみたいのでテスト小説。・・・評論文かこれ?

「テーマは無い。」

今回"AIのべりすと"を使用するにあたって、本来なら何か一つでもジャンルを確定した方が良いのだが、今現状何一つとしてシナリオが思い浮かばないのは如何なものか。

別に今流行りの異世界転生系やザマァ系、それでなくとも恋愛系や学園系でも良いのだろうが、しかしながら作品の方針が決まってない中で無理に仕上げようとするとやはりどうしても作品にアラが出てきてしまう。

私の得意分野である戦争系の小説を仕上げるのには当然の事だが、両陣営の戦術を考え抜いて物語を創り上げる知識と技能、それから時間が必要になってくる。現時点で私にそんな時間は無いためAIにこれをやらせてみようかと思ったのだが、設定を考える時間も無いことに気がつき別のジャンルに変更しようと考えている状況である。

さて、小説の執筆をAIに任せるとして、必ずと言ってもいいほど付き纏ってくる問題が設定と構成だ。

今回使用しているAIのべりすとは文章を読み取って続きを書くサイトなのだが、ここに文章自体がなければ何も始まらない。原型となる物語自体が無いからだ。これでは設定、構成共に不十分な状態でAIのべりすとを運用する事になってしまう。

だが、ここで私は一つの邪念を持ってしまった。

「AIのべりすとに全てを投げてみよう。」

令和に入った今の社会にあるAIは音楽作成や画像編集、このAIのべりすとは小説を代わりに書いてくれる。だが、それらは全て「人間が与えた設定に沿って創られるモノ」、いわば「課題を与えられた状態で作成をする」状況に近いだろう。これではAI独自の思想を基にした作成が行われることが少なくなる。

ではどのようにすれば物語を書いてくれるだろうか。

今試しに、「「テーマは無い。」」から「別のジャンルに変更しようと考えている状況である。」をデフォルトの設定で文章を書かせてみることにする。

―――――1回目

ただでさえこの手の小説を書くために勉強してから書く人が多い中、何も考えずに書いてしまって良いものなのかという不安もあるわけだ。

という事で今回は保留にして次回以降に回そうと思う。

前回の続きであるが、前回書いた"人工知能による小説執筆支援システムの作成について"を読んでみて思った

―――――

と出力した。

この文章を読むと分かるのだが「今回は保留にして次回以降に回そうと思う。」と書き「前回の続きであるが」と話題を変えている。最初の文の文脈が非常に良い?のも驚きなのだが、話題を変えるという行為が更に驚かされた。("人工知能による小説執筆支援システムの作成について"はなんだか面白そうな話題ではあるが、そんな事はしてないっ)

これが指し示す可能性として、設定上に全く無いモノだとしてもAI自身が自動で書き足してくれる事である。

この例を探してみた結果、小説サイトハーメルンにて投稿された、hanzon 様の「AIと仮想戦記つくってみた」(https://syosetu.org/novel/273245/)では歴史上の人物(この作品では第2次世界大戦の人物が登場)を自動的に登場させてくれるといった、誠に有難い機能が付いていることが分かった。

他には小説サイトpixivにて投稿された、ひよこめいぷる 様の「【AIのべりすと】イルカとしめ鯖」(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16371509)では有名人の福山雅治と大沢たかおが登場していたり、欠損鴉 様の「目が覚めたらレミリアになっていた件」(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16464793)ではレミリア・スカーレットと入力すると東方プロジェクト関連として十六夜咲夜とフランドール・スカーレットが登場したそうだ。

この作品以外にもあるとは思うがそれはまたの機会にしよう。

このようにAIに自動的に書かせたわけなのだが・・・試しに新しく3回出力させてみる。

―――――2回目

というわけなので今回は戦闘も内政もないただひたすら無気力な日々を過ごすだけの話だ。


***

俺は現在非常に暇を持て余している。

毎日のように仕事を探してはいるがなかなか良い求人を見つける事が出来ないからだ。

この世界に来てから1ヶ月程経った頃だろうか?俺の仕事探し

―――――

「私の得意分野である戦争系の小説」から「今回は戦闘も内政もないただひたすら無気力な日々を過ごすだけの話」といった内容が出力されたと思われる。

その後「***」を使い、一旦文を区切ってから新しく物語を創り上げている。これはいわば、物語のジャンルが決まってない状態から新たにジャンルを確定させて物語を始めていると考えていいだろう。

すなわち、ジャンルが未確定もしくは類似するジャンルであるならAIが総合的に判断を行い、そのジャンルで話を進められるといえるだろう。また、いきなり別の物語が始まったとしても適切に対処ができる可能性が高まったともいえる。

――――― 3回目

しかしこれではただでさえ少ない執筆時間が更に削られてしまうではないか……仕方が無いから今日中に書き上げられるところまで書いて投稿してしまおうと思う。とりあえず現在時刻は朝の八時なので、最低でも11時までに書き上げられれば良いかなと思っている次第だ。まぁ、書けなければそれはその時考え

―――――

これは筆者の思考を文章とするなら、といった考えだろうか。「少ない執筆時間が更に削られてしまう」と書いているが、おそらくは「私にそんな時間は無い」からこの文が生まれたのだろう。

えっ?いつものオメェだ、だって?

・・・黙れこぞぉ!

―――――・4回目

さてどうしたものかな……

「とりあえずこの企画書にあるような内容の作品を創ってみる事にしよう。」

まずは1ヶ月後までに完成させるという目標を立てて作業を進める事にした。

1ヶ月間何も考えずにひたすら執筆だけを行うというのは想像以上に苦痛だった。

最初のうちこそネタ

―――――

物語風になりました。

と、こんな感じに文を代わりに書いてくれるのが売りなワケなのだが。

前述に関連した内容を話題に盛り込んだり、作品に関連したキャラクターを登場させてくれる。

ものすごく便利。最高。


今回はここまでにしておこう。私の気力とやる気があればまた続きを書く。

ということで私からの話題はここまでとする。

次の話はAIに全て創作してもらった"ホラー小説"を楽しんでもらいたい。


追記

・戦争系が得意とか嘘だからね。信ぢないで。

・めんどくさくなって所々適当よ!

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