Ripe不機嫌な俺様彼氏のご寵愛

ルミン

第1話 第一秘書


俺は今や飛ぶ鳥を落とす勢いの

大手企業雅楽代グループの化粧

品会社に勤めている。

1年本社で下働きをすませて

移動したばかり。



副社長の第一秘書 山岡湊月23歳

(山岡みつき)

小学生からの悪ガキで、やんちゃ

しまくっていた。

義務教育を終えると拍車をかけて

遊び三昧!!


可愛い子がいれば声を掛け

すぐ落ちた。

女なんて食い散らかし

世界は俺を中心に

回ってるような気すらしていた。


ここの副社長程は遊んではいないが

今や自慢出来る事じゃないな!




昔やんちゃして警察に

引っ張られたことがある。

喧嘩だ、子供の時から腕っ節には

自信がある。


負けた事など1回も無かった。

それはただ単に俺より強い

奴はいなかっただけの話


自分からは手を出さない、正当防衛

一発殴らせて仕返しをする。

それが俺の喧嘩上等‼


しかし父親が初めてブチ切れた、

ヤバい女に手を出した!

大人しそうに見えて、

真面目そのものの親父

七三セットにメガネ付き‼


俺から見れば、ひ弱に見えて

いっも社長にペッタンコ

男らしく無い‼

ペコペコしゃがって

そんな情けない親父にイライラする。



俺は親父に反感を抱いていた。



しかし悪さで捕まり

警察署に現れた父親は

背後から ・・・ ゴゴゴゴゴゴォ

と地をはうような殺気を漂わせ


俺の襟足を掴み投げ倒した。

身長180の父親が覆いかぶさり

拳で殴って来た!二三発は避けたが

最後の一発がヒットした。


俺も黙ってヤラれる奴でも無いが

手を出す暇さえ与えなかった。


『つ、つえぇー』


父親はパンパンと身なりを整え

警察に頭を下げて出て行った。


親父は社長の秘書だが護衛も兼ねて

いると、迎えに来た母親が笑い

ながら話してくれた。


警察署の人が

「被害届け出すなら止めないが、

お前の父親、良い人だな!」


そう言っていた。


強さをひけらかせない優しい父親、

俺はその日から真っ赤に染めた髪を

切り、ヤンキーをやめた。


その日からひたすら勉学に励み

だした。

元々記憶力バッグンなオレ、ヤル気出せば順位も急上昇

ってかしなくても上位

バイトを辞め(ホスト)

有名私立大学を首席で卒業した。

超大手企業、狭き門と噂だかい

雅楽代コンツェルン

にトップで入社した。


ここの社長に仕えるのは父、

山岡邦寿

(やまおか、くにとし)

俺の親父だ。


俺の配属は、副社長の第一秘書

しかしここの部長が

またまた煩い女部長だった。

ある日ペットボトルの蓋を閉て

いなかった事を、せめられた。



たかがそれくらいで‼

《めっちゃうるせー

顔は綺麗だけどなんだよ、

それくらいで怒んなよなー!》

と心でおもいつつ

「サーセン!💥💢💥」


彼女もムッカと、きたようで

ゴチャゴチャと説教噛ましてきた。


ついドカッと椅子を蹴り倒した


『大抵これでババアは、怯むはず‼』

しかし彼女は顎で俺をクイクイ駐車場

まで引っ張った。

先を歩く部長を後ろから

ポケットに手を突っ込み

ダラダラとついて行く。



駐車場に着くとキッ(✧ω✧)と

振り返り睨み付けて来た、そして

部長は・・顔に似合わぬ口調で‼。


「おい、なめてんのか?

💥💢💥

イラッ


は?

「んだとぉ💥💢💥

ババアの癖に指図すんな‼」

俺の怒りもピークに突入!!

彼女の華奢な首根っこを掴み

彼女を釣り上げた途端

「 ギャャャヤヤー」







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