第2話 万年筆を手にしました。さて、まずはどうするでしょう?

 私世代の方は、中学や高校生になる時に、親や親戚から万年筆をいただいたりしたことはないでしょうか?


 今回は、そういった場合についてお話を進めていきたいと思います。


 まず、学生さんへのプレゼントは、私世代ですと五千円ほどが主流でした。


 当時は五千円でも金のペンでしたので、いただいた時にとても大人になったような気がしたものです。


 今は、一万円前後でないと、一部を除き、金ペンではないようです。


 さて、ここで、プレゼントする側として一度話を脱線します。プレゼントする場合は、インクも一緒に用意してあげましょう。その際、おそらくカートリッジの方がやさしい気がします。とりあえず一箱は、用意してあげてください。手始めに、ブルーのインクだっりすると、もらった方もよろこばれるかもしれません。


 さて、いただいたとしましょう。準備はできましたか?


 まずは、万年筆にカートリッジをさして、インクが充填していくのをひたすら待ちましょう。


 この時、万年筆が転がってしまったり、ペン先が乾いてしまわないように、しっかりキャップをしめてください。なかなかインクがまわってこないものもありますが、落ち着いてください。壊れているわけではありません。


 そして、このキャップについてものちほど書かせてもらいますね。


 さて、ペン先にインクがまわりましたか? では、好きな紙に、好きなように好きな言葉を書いてみてください。


 最初はやさしく握って、ペン先にあまり力が入らないようにしてくださいね。


 また、ペン先はとても傷つきやすいですので、書く時に筆記具をひねる癖のある方は、注意が必要です。


 万年筆のペン先も、ねじれて壊れてしまうからです。


 丁寧にやさしくを心がけてください。


 つづく


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