深琴と相模の関係とか、ひなとの出会いとか、いろいろ感じながら読ませていただいたのですが、最後でズドンと来ました。
就職という進路は家庭の事情によるものだと思いますが、勉強ができるとなると余計に辛いですね。
夢を諦めなきゃいけない、とかの気持ちもあるでしょうが、
周りが当たり前に進学の話をしている中、自分にはその選択肢が無い。仲間に入れない。っていうのも辛いだろうなぁと思います。
作者からの返信
高校二年の夏を描くうえで、進路の話題は避けて通れませんでした。
まさにおっしゃる通りで、みんなに当たり前に与えられている選択肢が自分にはないという疎外感、あるいは孤独。そしてそんな感情を胸に過らせることすら罪深いと感じてしまう潔白さ。家庭のためにどう生きるべきか正しく理解して、願いを押し殺しても実行してしまう自己犠牲の心。それらを併せ持った優等生の深琴が、この夏の先でなにを選ぶのか。見守っていただければ幸いです。
深琴ちゃんの学力の高さと、家庭環境による進路の葛藤が大きな伏線として取り込まれていて驚愕しています。
高校生、進路は未来に直結しますからね、皆にとっても大きな岐路です。
作者からの返信
高い学力を持ちながらも経済的事情から進学を断念する友人たちを、私も見てきました。そうして実際、私も高校時代はそのうちの1人だった経験があります。
高校2年生という設定上進路の話題は避けられないので、そんな私の実体験も交えつつ、深琴の葛藤を描いてみました。
望みを叶えられずすべてを諦めてしまう、物分りのいい優等生の深琴が、この先どのような変化を遂げ何を決断するのか。ゆっくりと見守っていただけると幸いです。
うーん、この時期はそう考えちゃうんでしょうね。
「学者」になりたいという夢なら、「アカデミックポジション」の奪い合いは「日本」は熾烈なので、進学しないといけないですけど、それ以外以外ならなんとでもなるんですが、その時は気がつかないものですよね。
って、自分語りばかりになっちゃいましたが、やっぱり、高校のこの時期って深刻なんですよね。私もそうでしたしw
作者からの返信
学生時代って視野が狭くなりがちで、今選んだ進路でその後の人生がすべて決まるように感じられてしまいますよね。
だけど本当に重要なのは今後の人生に影響を与える学歴じゃなくて、自分には選択肢すら与えられないという今一瞬の孤独なのかもしれません。
学校という狭い空間に押し込められると、どうしても周囲と自分を比べてしまいますから。私も通った道です笑