混沌とした混雑する世界で

フロイトの引用から始まり、時々差し挟まれる引用たちが効果的に配置されている。
まさに混沌、極彩色。これをまとめあげて作品とする作者の力に羨望すら覚える。
この数多の要素の中で生きる存在たちが、様々な場所で物語を紡いでいる。
この紡がれたものがひとつのうねりとなっているのだろう。
この物語がこの先どこへ向かうのか、ぜひ見守って欲しい。

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