最終話「軍事施設~いつかカナらず…」

サカナのカナちゃんデス。

今日ワ軍事施設にって魔入まいまシタ。

早速ヒト殺しと魔入まいりショウ。


「カーナちゃんワね。ホントはヒトを殺したくないンだよ。ウソだよ」


えーっと…

道が要り組んデテわからないデス。

あ、ヒトがいたので訊いてみまショウ!


「おいお前、ドッチに逝けばミサイルが発射出来ンだ?」


「貴様!どこから!?そこを動…ごえええええええ!!!」


答えるキがないみたいデスね。

仕方がないカラ耳に指を突っ込んで脳ミソに訊いてみマス。


「びびががががぎ…!!!」


「うっせーな。今オメーの脳ミソと話してンだカラ黙っテロよ」


ふむふむ…

わかりまシタ!

でワ、逝きまショウ!

あ、コイツはもうヨウ済みなノデ喰っちゃいまショウ。


「ぎいいがぎぎぎぎ!!!」


「クサイ…ヒトってのワ不味いんデスね。腐っテルのでショウか?」


「おい!貴様!何をし…あぎゃあああああああ!!!」


「ひいいいいい!!!バケモ…ごぎいいいいいいい!!!」


無礼な奴デスね。

無礼モノにワ死あるのみデス!


「全く、カナちゃんワこんなにカワイーのに…」


「止まれ!止まらないと撃…つがああああああ!!!」


「脅しなンかイラネーよ。とっとと撃て。カナちゃんにワ無意味だケドな」


「CQCQ!侵入し…ぎええええ!!!」


「もうオセーよ。とっとと死ね」


ふう、もう少しデスね…

これが済んダラもうカナちゃんとワお別れデスよ…


「カナちゃんワねー。サカナを虐殺シテきたヒトが嫌いなンだ、ホントだよー」


「ダメだ!抑えきれない!応援を頼…ぶがああああ!!!」


「デモ、カナちゃんたまーに思うンだ、ホントにね」


「誰か!誰かコイツを止めろ!ぐおおおおあおお!!!」


「ヒトが嫌いなカナちゃんを生み出したヒトがどっかに逝るンだよ、キットだよ」


「このおおおおお!!!」


ありゃらあ?

抵抗ワもう終わりデスか?

残念デスね…


「着きまシタ。どのスイッチでミサイル発射スルんデスかね?」


あなたワ知ってマスか?

もし知ってタラ教えてくだサイ。











































…………………ワタシはに訊いてイルんデスよ?

そう、画面の前のアナタデス。

カナちゃん、今までずっと気付いてまシタ。

ずっとワタシを視ているヒトが逝ることに。

ずっとずっと気付いていまシタよ?

ケド、どこに逝るかがわかりまセンでシタ。

…デモ、やっとわかりまシタ。

アナタの逝る場ショが…

画面の向こうデスよね?

ずっとソコに逝たんデスよね?

さあ…

さあ教えてくだサイ……

さあ早くミサイル発射のスイッチがどれなのか教えてくだサイ………

さあ早く教えてくだサイ…………

ヒトがヒトの手によってみなごろしになる発端きっかけになる最初のミサイルをワタシが射ちマスから教えてくだサイ。

………どうシテ、教えてクレないんデスか?

早く教えてクレないとカナちゃん…



「撃てー!!!」


「奴を止めろー!!!」


ありゃらあ?

画面の中が騒がシクなってきまシタ…

仕方ないノデ先にコッチを片付けマス。

………デモ、ワタシはカナらずアナタに訊きに逝きマスよ。

今直ぐワ無理デモ、いつかカナらずカナちゃんがアナタにアイに逝きマスよ。

いつからずアナタにタドり着きマスから覚悟シテてくだサイね?

フフフ、次はアナタのいるその塲ショでアイ魔ショウね…

なるべく早く逝きマスから、愉しみに魔っテテくださいね…


カナちゃんでシタ。

またあいショウ…………

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