【130字SS】穏やかな世界(Novelber 2021参加作品)

君野 新汰

Day1  鍵

ふと気がつくと、キーホルダーに鍵が3本並んでいた。1つは家の、もう1つは車の。けれど3本目には見覚えがない。そもそも鍵は2本だけだったはず。あとはコロスくんストラップ。気味が悪かったが、物が物だけに捨てるに捨てられない。仕方なく、私は見知らぬ鍵と生活することにした。

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