神様

「小さいころ〜は、か〜み様がいて〜

ふ〜しぎに夢を〜、かなえ〜てくれた〜.....」

松任谷由実さんの『優しさにつつまれたなら』という曲が大好き。


この曲は、本当のことが、書かれている。


息子が14歳の時、このままのことをやってのけた。


『弱虫ペダル』というアニメの影響を受けて、

ロードバイクに興味を持った。

近くに、ロードバイク専門店があったので、ちょっと覗いてみた。


お店のおじさんがとても親切で、ロードバイクのことを丁寧に教えてくれた。

「今、キミは、何歳?」

   ー14歳!

「じゃあ、まだまだ背が伸びるから、もう少しだけ我慢して、身長が安定してから、ちゃんとキミに合う自転車をセットアップしてあげる。

ロードバイクは、自分に合うものを買えば、ずっと乗れるから、今は、夢を膨らませといて。」

と、ツールドフランスの新聞や、カタログをくれた。

本当に親切な店主だった。


帰宅して、ワクワクしながら、それらを見ていた息子に、

「どんな色の欲しいの?」

   ーブラックの本体に

    ペダルとサドルがレッド!


目がキラキラしていた。


そこから半年たったバースデーの1週間前、

ある知り合いから電話がかかって来た。

「息子何歳や?」

   ー来週15歳になるよ。

「ロードバイクとか興味あるか?」

   ーめちゃくちゃある!!

「前に、自分の子どもに買ってやったロードバイクがあって、そのあと、身長が高くなりすぎて、それはもう乗ってないから、あげるわ!

身長何センチや?」

   ー今168cm。

「ちょうどいいわ!それ173cmの時買ったから、しばらく乗れるわ!」


そして、送られてきた写メが、ブラックの本体にレッドのサドルとペダル!


完璧すぎて、ビックリ!


こんなに簡単に欲しいものは手に入る。


強くイメージして、ワクワクして、情報を集めて、口に出して言う。


夢は案外、簡単に手に入るんだ。

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