4-10 理想だけでは動かない

 大抵、立派な外観の図書館は蔵書数も立派である。少なくとも、サクラの目が追いつかなくなるほどには膨大な書物で溢れていた。

 突然のノワール来訪から夜が明けて、宣言どおりにノワールはシシリィを連れて、京都の大星霊とココロエナジーの調査に向かった。

 置いていかれたサクラは情けなくもあったが、コモリの案内で京都の一番大きな図書館で必死に資料を漁っていた。

 徒労感が押し寄せてくる気配を感じつつも、意地で机にかじりつくサクラ。その隣ではコモリが天井を見上げて、背もたれから頭を投げ出している。


「あー、目が滑るー、頭が茹だるー」

「が、頑張ろうよ、コモリちゃん。ファイト、だよ!」


 開館から昼を挟んで数時間、弱音をたびたび吐きながらも付き合っていたコモリがとうとう音を上げた。


「そんなこと言って、サクラは何かわかったの?」

「うっ……今、平安京について読んでるんだけどね? 中学の頃に勉強したはずなのに、全然覚えてないんだよ」

「へー、サクラは真面目なタイプだと思った」

「中学一年の頃なんて特に魔法少女が忙しくて……はぁ、コモリちゃんは勉強できるときに勉強しておくんだよ」

「それ学生終わった人の台詞じゃない……」


 呆れ気味な目つきを向けてくるコモリの机には、京都の地理や風習、観光ガイドに至るまで様々なジャンルの本が散らばっている。

 熱心に歴史の授業の復習をしているサクラよりは効率的のような気がして、そのまま本を読み進めるべきか迷う。


(わたしもノワールについていくべきだったかなぁ……だけど、コモリちゃんを放っておくわけにもいかないし)


 正直、徹底してボディガードするほどの危険は感じられない。人質は既にいるのだから、余計な刺激を招くようなことはメリーもしないだろう。

 だからといって、サクラがノワールについていったところで何ができるというわけでもないのだが。


「わたしにできることって何かなぁ……」

「もっとわたしを励ましてよ。もー、脳が活字を拒否してきた」

「ファイトっ!」

「応援のパターンそれだけ? ふぁぁ、やるかぁー」


 ぶつくさ言いながらも読書に戻るコモリを見て、サクラは感心した。


「コモリちゃんのそのやる気はどこからくるの?」

「だって戦隊やら魔法やらある中で、わたしだけ普通じゃない。ここで脱落したら関われなくなる」

「危ないことになるかもしれないし、そのほうが安全だと思うけど……」

「それなら直接、危険だからおとなしくしてなさいって言えばいいの! 黙って何も言わずに助けようなんて、そうはいかないんだから」


 コモリの言い分も一理あるように思えて、サクラは返答できずに難しい顔で唸る。

 再び本を読もうと紙面に目を落とすが、一度途切れた集中はなかなか取り戻せない。

 サクラはコモリが机の上に置いていた観光ガイドに目をやり、ふとした思いつきに明るい声を上げた。


「気分転換に観光いかない?」

「そんな時間もおこづかいもないってば」

「魔法の箒でひとっ飛びだよ」


 手がかりもないまま無闇に調べ続けたところで成果は得られないし、精神衛生上よろしくない。そう判断したサクラは、普段はあまりしない提案をコモリにしてみた。

 コモリはこんなときに何を、という厳しい目つきをしたが、口元は隠しきれないわくわく感でゆるんでいた。


「楽しそうじゃん」



     + + +



「てゆーか、飛べるなら図書館までの交通費いらなかったんじゃない?」

「そういう使い方はよくないよ」

「息抜きならいいわけ?」

「……休憩は作戦上、必要だからね!」


 魔法少女に変身したサクラは杖状のハートスタイラーを箒モードに変えて、京都の空をコモリと二人乗りで飛んでいた。

 上空からとはいえ、適当にあちこちを飛んでいるだけで名所が見られるので、なんとなくお得な気分である。


「こんな真昼間に堂々と飛んでて大丈夫なんだ?」

「認識阻害や空気抵抗の魔法がかかってるからね」

「便利なんだね、魔法って」


 ヒト依存の術なので体調や精神の影響はあるが、概ね便利なことは間違いない。しかし、サクラはコモリの感想に苦笑いした。

 ノワールがサクラよりも数段格上のレベルで魔法を使いこなすので、それを見せつけられているサクラはもっと便利に使えるはずだと常々思っていたのだ。


(戦闘特化だもんなぁ、わたしの魔法……)


 パラノイアやノワールとの戦闘で磨かれてきたものなので仕方ないといえば仕方ないが、それはノワールだって同じ条件のはずである。

 どんよりした雲がサクラの頭にかかるが、あまり気落ちすると高度が下がるので、慌てて意識を集中させた。

 幸い、コモリには気付かれず、楽しそうに周囲の景色を見渡しているようだった。


「サクラ! あの山知ってる? 大文字の山!」

「へぇー、あそこで送り火やるんだー。テレビで見たことあるよ」


 京都の五山送り火といえば夏の風物詩として有名で、お盆に行われる精霊送りの儀式だ。山で松明を燃やして文字をかたどる光景はサクラも知っている。


「五山かぁ、戦隊でもなんでも、五つのものって多いね」

「指で数えやすくていいんじゃない?」

「そんな理由なの?」

「送り火も昔は五つ以上あったけど減ったらしいよ? さっき読んだけど」


 ざっくりとした知識を披露するコモリに相槌を打ちつつ、サクラはちょっと休憩しようと降り立つポイントを探す。

 観光名所を上空から巡ってはいたが、魔法少女の格好では降りづらいので飛びっぱなしであった。


「少し休憩するね。大文字山に降りようか」

「あ、どうせなら幻の送り火の山に降りましょ」

「ええ? どこでもいいよぉ」

「調べた知識を無駄にしたくないし! ほら、あっち!」


 コモリに指示されるがままに方向転換すると、気を良くしたのか饒舌になりだす。


「送り火は『大』の文字や有名だけど、船形や妙法なんかを含めて五山送り火と言うの。それ以外にも昔は『い』や『一』の文字、蛇や長刀などがあったらしいよ」

「それで? 今はどこに向かってるの?」

「蛇の山、大星霊に蛇もいたよね? あ、もっと北西のほうに飛んで。蛇ってさ、よく神様として祀られるくらいだから、大星霊と何か関係あるかもしれないし」

「あるかなぁ……」

「白蛇は神の使いって言うでしょ。脱皮した皮を財布に入れとくと金運上がるって言うし」


 蛇トークを聞きながら飛んでいると、眼下に目的地となる山が見えてきた。

 サクラはふと既視感のようなものを覚えた。京都の山を空から見下ろす経験などないはずだと思いかけて、ハッとする。


(……メリーのいた山?)


 二日前の記憶がおぼろげに蘇る。しかし、夜と昼では景色はまったく違って見えて、意識してしまうと同じようには見えてこない。

 それでも一度湧き上がった違和感が拭えないサクラは、慎重に周囲を警戒しながら山腹に降り立った。

 不審な気配は感じられない。木々の葉が風に揺れる音だけが心地よく自然の陽気を演出している。


「くぁーっ、肩こったー……」


 グッと伸びをしているコモリを視界に入れつつ、サクラも辺りを見回して一呼吸した。


「サクラー、一休みしたら――――あっ」

(――――!?)


 コモリが何かを見つけて呟いた途端、全身にゾクッとした悪寒が迸り、脳が捉えていた視界にノイズが生じた。卒塔婆に絡みついた蛇に、女性が拘束されている。この場所は――――!


「よくわかりましたね」


 その声でサクラの思考が急回転し出す。即座にコモリの身体を抱えて離れようと跳躍するが、既にコモリの姿はなかった。

 空振りした手を使って受身を取る。地面を転がりながら先程までいた地点を見る。

 白い服に身を包んだメリーが、ぐったりとしているコモリを腕に抱え、こちらをジッと見据えていた。


「あなたは……オーバードさんの仰っていた魔法少女、ですね?」

「メリー……!」


 メリーは探るような目つきでサクラのことを見ている。魔法少女の姿を見せるのは初めてだった。

 サクラの頭の中で、オーバードという名前が白衣の大男と一致する。


(どいつもこいつも、タイミングが悪いったら……!)


 だまし討ちのような真似をされては戦隊のハートピンクに変身しなおす時間もない。

 サクラは魔法少女の格好のままゴクリと唾を飲み込み、コモリまで人質にしたメリーを睨みつけた。


「コモリちゃんを放しなさい!」

「妥当なハンデだと思いますが? 過剰投薬したオーバードさん相手に大立ち回りを演じたあなたには」


 しれっとした顔で放言するメリーは、コモリをしっかりと抱えたままジリジリと後退する。


「おかしいですね、隠匿の術は施していたはずなのに。あなたならともかく、グリーンの娘に気取られるなんて」


 メリーの思惑どおりに術中に嵌まり、気配を察知できなかったサクラには耳が痛い。

 しかし、原因を考えている場合などではない。サクラが攻撃に転じようと姿勢を変えると、メリーがサッと手を上げた。


「おっと、あなたと敵対する理由がありましたか?」

「わたしのお友達を捕まえておいて、御免では済まないよ」

「それなら彼女を解放すれば撤退していただけますか?」

「……そこの拘束された女性も解放して」


 奥で囚われているユズハに言及すると、メリーが残念そうに首を振った。


「それならば、あなたは敵です」

「――っ!?」


 グッとメリーが宙で拳を握ると、サクラ周辺の空気が圧縮されるように萎んでいく。魔力の流れで感知することができたサクラは、その場から急いで離れる。

 ――ボン、と小規模な爆発が発生し、サクラの鼓膜を揺らす。爆発は連鎖するように次々とサクラを襲い、息つく暇もない鬼ごっこを強いられた。


「くっ、そこ、いけぇっ!」


 反撃しようと乱暴に放った収縮型極細サクラメントシュートは、メリーが展開したシールドに弾かれた。

 エナジーを利用したメリーの特殊な戦闘スタイルは、格闘主体のサクラやオーバードとは異なる。

 瞬時の判断力ならば問題ないが、魔力感知の精度や技術となれば、サクラよりもノワールの得意分野だった。


(反応が遅れるなら、溜めて、近づいて一気に――!)

「ストップ。それ以上踏み込むなら、覚悟して来てください」


 メリーの左手がコモリの首根っこを掴み、サクラは踏み込んだ足を無理やり抑える。


「……結構。まともにやり合えば苦戦するのはわたしでしょうから、この場は退かせていただきます」

「逃げるの!?」

「だから、そう言っています。あなたも体制を整えるべきではないですか? 人質を取られた状況で、一人で無謀に挑みかかるのが得策とは思えませんが」

「それは……っ」


 単独で戦い続けることで人質を危険に晒すなら、今までサクラが頑張ってきた意味がなくなる。

 メリーの言いなりになるようで悔しいが、撤退することは最善策のように思えた。


(でも……)

「それでは失礼します。ピンクの魔女さん……」

「あ、待って……!」


 スーッと背景に溶け込むようにメリーが視界から消え去っていく。

 呆然と立ちすくむサクラの周りには、先程までの異常が嘘のように活き活きとした自然の息吹が溢れている。


「……コモリちゃん」


 しかし、コモリの姿だけは先程までの日常が嘘のように、綺麗さっぱりといなくなっていた。



     + + +



 報連相は早いほうがいい。ダイチの教えを忠実に守り、サクラはダイチとノワールに事の顛末を報告した。非難されるようなことはなく、すぐに向かうとの返事だった。

 待つあいだ、サクラは先日ダイチと休憩した自販機前に座り込んでいた。夜中に閉まっていた商店のシャッターは、日中でも閉まっていた。


「っと、いたいた……なんて顔してんのよ、らしくないわね」


 先に到着したのはノワールで、肩に乗っていたシシリィがぴょんと地面に飛び降りた。

 ノワールは沈んだ表情のサクラを見るなり馬鹿にしたような口振りでからかったが、反応が薄いのを見てつまらなそうに息を吐く。


「その格好のまんまでいいわけ? 戦隊の人も来るんでしょう?」

「わたしの責任だから、それも含めて説明しないと」

「あーぁ、しょぼくれちゃって、まぁ。自分勝手に救うのがヒーローの特権じゃないの」

「そんなのは無責任だよ」


 目を合わせずに呟くサクラを見下している形のノワールは、不愉快そうに眉根を寄せてサクラの正面に立つ。


「そのムカつくほどの責任感はあなたの長所よ。それだけでわたしに立ち向かってきたんだから、下向いてないで誇りなさいよ」

「それは時と場合ってものが」

「ああ言えばこう言う。まったく言い訳ばかり上手くなったわね」

「……ノワール?」


 さすがにムッとしたサクラが顔を少しだけ上げると、ノワールは間髪いれずに続けた。


「うだうだ言う暇あったら動いたらどう? 今が頑張りどきでしょ?」


 サクラはノワールが状況を把握せず無責任に煽っていると感じ、無性に腹が立った。


「だって人質取られてるんだよ? 頑張って意味があるなら頑張るけど、わたしが頑張って済む話じゃない。そもそも人質の安全を確保しながら敵を倒すなんて、前提からして間違ってるよ。どちらかしか選べないものを無理やり選ぼうとしてるだけなんだ」


 思わず反論のようにまくしたてた自身の言葉が、正論となって自らに突き刺さる。

 二日前の自分がこれを言われていたらどう思っただろう。そんな考えが脳裏をよぎるが、溢れ出した言葉の奔流はもう止まらなかった。


「人質取られて踏みとどまるなら、最初から諦めていたほうがマシだったんだよ」


 あのときのダイチの選択を否定したサクラは、同じ立場に立たされたことでわからされてしまった。

 できもしない理想をああだこうだと検討する時間があるなら、合理的な解決をするべきだった。

 いつもなら言い返してくるノワールが黙っているので目線を上げると、サクラのことを冷めた目つきで見ていた。サクラは怖気づいて声のトーンが下がっていく。


「だから、その……最初から答えは一つだったんだ」

「敵の取引を受け入れる?」

「うん……こっちも条件を出せば、立場は対等で……」

「ばっかじゃないの」


 サクラの弱々しい正論は、道理もへったくれもない罵倒で一蹴された。

 それなのに反論できなかったのは、サクラがそんな気力も失っていたから――だけではない。心のどこかにまだ希望が残っていたから、理想を信じていたい気持ちがあったからだ。

 自ら冷や水を浴びせるような真似をしても、サクラの心に灯る正義の炎が絶やされることはなかった。

 ノワールの厳しい言葉は、サクラの心の火種に風を吹き込んでいく。


「あなたは敵を信頼しすぎよ。約束守ったところで反故にされたらおしまいじゃない。叩きのめしてぶんどる、それでいいのよ」

「でも、メリーは人質に危害を加えていない。それが最終的な利益につながるから、それが保障される限り……」

「そうやって相手に優位性があるあいだは、幾らでもゴールポストなんて動かせるでしょう? 実際、人質増やされてんじゃないの」


 そう言われてサクラは口ごもる。

 確かにメリーは隠していた人質の拘束場所が見破られそうになったので、コモリを拘束している。それは取引に不利益が生じそうになったから、条件を勝手に増やしたようなものだ。フェアな取引とは言えない。


「そもそもね、解決の妥協点を探ろうってのが大間違いよ。どっちもハッピーで終わる争いなんてないのよ?」

「そ、そうかな。ノワールが魔法少女と戦隊は両立できるって教えてくれたように、しっかりと考えればゴールは見つかるんじゃないかな」

「それは自分の中の対立だったからよ。自分と他人との対立はそう簡単にはいかないわ」

「うっ、でも……」

「じゃあ、ここでわたしたちすぐに仲良くできる?」

(……充分、仲良くしてるような)

「ほぉら、その反抗的な目! 納得いってないって顔してるじゃない」


 ちょっと噛み合わなかったが、ノワールの言っていることはわかった。しかし、結局は一つの現実に行き着いてしまう。


「じゃあ、どうするの? 人質を助けて、敵も倒す方法なんてあるの?」

「知らないわよ、そんなの」

「……はあ!? ここまで煽っといてぇ!」

「サンドバッグのくせに砂の抜けた顔してるから、詰めなおしただけよ」

「砂の抜けた顔って何さ!」


 いつの間にか立ち上がって怒っていたサクラに、ノワールがビシッと指を突きつける。


「さっきまではそういう顔だったわ。あなた、本当に諦めてるの?」

「それは……」

「そうだったら、わたし失望するわよ。最後まで諦めないのがあなたなのに、最初から諦めてるようじゃお粗末にもほどがあるわ」


 面と向かってお粗末と言われては黙ってはいられない。サクラは込み上げる思いを堪えて、なんとか言い返す。


「諦めてなんか、ないよ! だけど、わたしのは馬鹿みたいな理想で、実現する方法なんて考えてもなくて……!」

「できそうにないって、なんでわかるのよ」


 ダイチの正論が痛いほど胸に響いたからだが、名前を出すことはためらわれた。


「それは……人に言われて、自分の考えの浅さや足りなさに気付いたから……」

「ならそれだけ、実現に近づいたってことじゃない」

「えっ」

「理想の実現に何が障害になるのか、わかったってことでしょ」


 サクラの理想をベコベコにしたと思っていた正論が、反論が、実は支えてくれていた。ふわっとした妄想を戒め、道筋を正してくれた。


(……それで、いいの?)


 このまま進んでいったところで正解かどうかはわからない。課題はまだまだ残っている。

 それでも前に進む原動力になってくれていたことは確かだ。


「結果なんて後からついてくるんだから、最初くらい能天気に理想を掲げてなさいよ。わたしの知るピンキーハートはそういうやつよ」

「サイケシス相手に魔法少女じゃ困るんだけど……」

「じゃあ、さっさと魔法少女に戻ってくれる? わたしだって困るんだから」


 そのとき、歩み寄ってくる足音が聞こえた。タクシーを降りたダイチがこちらへ近づいてくるのが見える。

 ノワールはそれを横目に確認すると、スッとサクラから離れた。


「先に行くわ、戦場をかき回しといてあげる」

「それは……ありがとう、なの?」

「さあ? 心配だったら早く来ることね」


 ふわりと宙に浮いたノワールが山の方向へと飛んでいく。

 サクラはそれを見送りながら、決意を固めてダイチを迎える。


(理想だけじゃ動けない。それは正論だけど……わたし、諦めない……!)

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