第4話

今にも外れそうなドアを静かに開けると。

外には見るからに綺麗で、金持ちそうな女の子。

なーんで、こんなボロアパートに現れるかね...??しかも何故俺の家に訪ねてくるよ...?


「こんな時間に何の用?」


「あのね...。私、この夏休み中に家出したの...。

ちょっともう歩けないし、お金もそんなに持っていないし、お腹もペコペコだし少し休みたくて...その...」


モジモジしてる。

普段の気の強そうな女の子オーラは何処へやらといった感じだ。


「ええ...」


「少しだけ、休ませてくれないかな、、

それと、暫く泊めてほしいかな、、」


「泊める!?いや、困るよ、、そんな、、」


「ちょっと待って、まず第一に俺の家、なんで知ってんの...」

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