こんにちは。

＞野獣のような、いえ、まさに『人間』らしい顔

この表現が良いです。
いえ、嫌です笑


聖女が処女であるとは限らない。

なおかつ、「殺人」を犯してもなお、聖なる力が衰えない、その事実を異端審問官は野放しにできるのか。

という追い詰められ方がカッコイイです。

真実がどうであるか
動機があるかないか
誠実か不義であるか

なーんてことよりも
体裁を整えられちゃったりして

それでも神の門はすべてのものに開かれているのか。
生者にも開かれているのなら、
死んだとしてもその門は開かれているのなら……


聖書の言葉が引用されていて、ストーリーに組み込まれて、読み進めていく度にハラハラドキドキしました。