謝辞(まさぽんた さん、プラナリアさん、大月行蔵氏 & 他の皆様) と参考文献

 拙作、「再会」をお読みいただきありがとうございます。

 そもそもは、エタりストの私が、「ともかく書き終われる話を書いて小説サイトに投稿しよう!」と思い立ったのが発端です。その設定として、「窮地に陥った女の子をちょっと不良の男の子が助ける話だったら、短くて済むんじゃね?」というヨコシマな動機で書き始めたのですが、いつの間にやら男の子の自己救済の話がむくむくと膨らんでしまいました。本来の話とは、ずれてしまうので、書くべきかどうか迷ったのですが、自分の中からこういう話が出てくるにはそれなりの理由があるんだろう、と思いとりあえず書いてみることにしました。書くうちに、自分が今までに感じたり、考えていたことを物語として伝えられるんだということがわかり、それだったら、この話を読んだ誰かの苦しさが楽になってくれたらいいな、と思いながら書くようになりました (いや、そんな役に立つのかどうかちょっとわからん内容ですが……。少なくともそれが意図です汗)。

 途中、右往左往、七転八倒しながらですが、無事に書き終えることができました。これも一重に読んでいただいた皆様、そして応援マークをくださった皆様のおかげです。ここに深くお礼を申し上げます。


 中でも、まさぽんたさんには特にお礼を言いたいと思います。投稿した初日からフォローを付けてくださり、毎回投稿する度に速攻で応援マークをくださったことは、私にとって大変励みになりました。こんなに素敵なフォロワーを持てたことは本当に幸運だったと思っています。PV が一つしかない日が続いても、「まさぽんたさんのために書き続けるんだ!」と思えば執筆する気力がわきました。この小説がエタらずに終焉を迎えられたのは、まさぽんたさんのおかげだと言っても過言ではありません。まさぽんたさんのお好みはコメディ調のラノベだと思いますが、こんな恋愛の看板に大偽りのある面倒くさいお話を最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。まさぽんたさんにメッセージを送る方法がありませんでしたので、こんな形ですが感謝の気持ちが伝わればと思います。<(_ _)>


 それから、プラナリアさん、大月行蔵氏のお二方にもお礼を申し上げます。

 プラナリアさんにおきましては、あんなに繊細でみずみずしいお話を書くような方に(「深夜ラジオ」とか、ドキドキしちゃって読んだ後倒れ込みそうです)、私の小説ごときを読み続けていただいた上に、お星さままで頂戴して甚だ恐縮です。書き続けている間、鳴沢くんの浮き沈みに一喜一憂してくださってありがとうございました。本当にプラナリアさんらしい、優しい数々のコメントをいただいて、私も鳴沢くん(あざっす)も感謝するばかりです。コメントは一生宝物にしていきます!

 鳴沢くんを導く役を担う山崎さんという人を書くのはとても難しく、山崎さんのキャラも私の中で二転三転していました。そうして煮詰まっているときに、プラナリアさんから「自受用三昧」のエピソードの下地となるアイデアをいただいたことで、今の山崎さんという人を創り出せたと思います。山崎さんは思った以上に難しいことを言う人になってしまいましたが、私は彼を通じて学ぶことがたくさんあり、そのきっかけをくれたプラナリアさんには感謝してもしきれません。そして、話の進む中で「これ……、山崎さんが言っても大丈夫か?」と迷ったときは、プラナリアさんの小説やエッセイを読み漁って、プラナリアさんが言っていることと矛盾しないようであれば、山崎さんの発言として採択するという、いわば山崎さんのご意見番としてプラナリアさんを頼らせていただきました。山崎からも深くお礼を申し上げます。


 大月氏は、うるさくつきまとう私にお付き合いいただき深く、深く感謝しております。鳴沢くんと風間くんのエピソードでコメントを頂けると、男同士の友情の書き方に合格点をもらえたようで嬉しかったです。ロストインバンコクの 41 話で百合子さんが泣き崩れるシーンを初めて読んだとき、「ああ、『再会』で書きたかったことを全部書かれちゃった!しかも、理屈こねることなく、こんなにすらっと自然な流れで、読む側にぐっとくる書き方されちゃって、私が『再会』書く必要なんてないじゃん!」と、二日くらい茫然自失していました。それでも、まあ、それはそれ、私のお話は私のお話ってことで、なんとか気を取り直して書き続けたのがこの作品です。自分の 24 話目がなかなかまとまらず、ロストインバンコクの 41 話を繰り返し読んで百合子さんの心情の描き方を勉強しました(サーイシンがキャリーケースの風に煽られるところが *+:。.。イィ(o´Д`o)イィ。.。:+* )。鳴沢くんが泣き崩れるのは、ロストインバンコクを読むより先に決まっていたのですが、百合子さんの泣き方が鳴沢くんのととても似ていたので、鳴沢くんを泣かせるかどうかとても迷いました。でも、自分の中の何かが変わるときってやっぱりこれぐらい泣いたりするよね……、と敢えて百合子さんのことは忘れて書くことにしました。

 百合子さんの涙のカタルシスの十分の一にも及びませんが、鳴沢くんもなんとか彼の古いシナリオを卒業できました。いろいろ考えるヒントをくれたロストインバンコクのおかげです。ありがとうございました。


 それから、途中から熱心に応援マークに加え、お星さまもくださった和辻義一さん(← 和辻さんのとこには一文字違いの鳴沢公佑さんがいます!なんと相棒は伸司ならぬ真悟です! 和辻さん家の鳴沢さんはカッコいいし、ご飯が美味しそうです! みんな読んでね! https://kakuyomu.jp/works/16816452218689534644)と、梅しばさんにもお礼を申し上げたいと思います。

 そのほか、応援マークをくださった多くの皆様、ひっそりと読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました!



 参考文献


 一般社団法人 生き直し. https://ikinaoshi.com/ (閲覧日: 2021 年 11 月)

 グールディング, メリイ M. & ロバート L. (1980). 『自己実現への再決断―TA・ゲシュタルト療法入門』 星和書店.

 国立天文台 (2020). 『多波長で見る宇宙』 https://www.nao.ac.jp/study/multiwave/ (閲覧日: 2022 年 1 月)

 曹洞宗近畿管区教化センター. 『般若心経』 https://www.soto-kinki.net/sp/okyo/list_shingyo.php (閲覧日: 2022 年 1 月)

 高水 裕一 (2020). 『時間は逆戻りするのか 宇宙から量子まで可能性のすべて』. 講談社, ブルーバックス.

 西嶋 和夫 (1990). 「弁道話」『現代語訳正法眼蔵』 1 巻, pp20. 金沢文庫.

 西嶋 和夫 (1998). 「有時」『現代語訳正法眼蔵』 2 巻, pp30. 金沢文庫.

 橋本 弘道 (2003). 「道元の仏教観」『日本大学大学院総合社会情報研究科紀要』 No. 4, pp392-402.

 浜田 寿美男 (2001). 『自白の心理学』. 岩波書店, 岩波新書.

 ロヴェッリ, カルロ (2019). 『時間は存在しない』. NHK 出版.


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