第17話 動いておかないと

信号を右折し、大きな駐車場のコンビニがありました。

ちょっと駐車場に入り、ルート検索。

現在時刻は18:40分。GoogleMapではまだ後60分ほどの道のり。

バイクの返却時間は20:00時・・・30分前には着きそうだ。


少し一息付きたかったですが、あいにくびしょびしょ。

寒かったですが、コンビニに入るには少し勇気がいる佇まいなので、入らずにそのまま進むことに。


しょうもないプライドかな


とも考えたのですが、お店に迷惑をかけてもいけないしとか、自分に言い訳しながら、進みます。


あー、ツーリングの仲間たちはもう帰ったでしょうか?

そんな事を思いながらLINEを見ると、飲み会のお誘い。

みんな、無事着いたんですね。


曾爾高原の思い出はもはやセピア色です。


そんな哀愁に浸りながら、

とりあえず、大通りに出ればそのあとは道なりなので、大通りを目指ざそう


思ったより大通りは近く、難なく大通りに到着。


しかし、平日のこの時間。車・・・多い。

こっちはバイクやからそこまでのインパクト無いですが、私はリピートライダー。

ここに至るまで神経をすり減らすだけすり減らしてたどり着きました。

そのため、少しゆっくり帰ろうかと考え、素直に渋滞の流れに乗ることに。。。


ぷすん


忘れてました。このバイクはエンストするバイクです。

アイドリングが長いと止まってしまいます。

この時は1発でエンジンかかりましたが、悪夢がよぎる。

とりあえず、すぐに逃げれるように極力左車線で走行し、停車時も少しアクセルを回しておくことにしました。

違った緊張感の大通りの渋滞の車列。

少し渋滞でもすり抜けしながら進むことにしました。


山道を抜け、少し気を抜けると思ってましたが、よくよく考えると、問題は何も解決してはいません。


辛い思い出は、時間と共に薄れていくものであり、さらに辛い思い出で上塗りされるもので。。


今は、とりあえず、動いてないと

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