第三者から見た転生者の異質さ

主人公松風丸は、戦国時代の世界にタイムトラベル転生した(らしい)男。詳細は謎です。
物語は主人公の一人称視点ではなく、周囲の者の一人称視点で進みます。そのお陰で松風丸の『異質さ』が浮き彫りになって、面白い!

実際転生者を目の当たりにした人たちがどう思うか? 恐れを抱くか尊敬を抱くか、阿呆と見下すか、それとも理解するか?
それらの動きを見るのが楽しいんですよねえ。

歴史改変しまくりの内政チートしまくりですが、主人公の一人称視点がないので、彼が何を考えているのかは分からない!
彼の傍に侍っている登場人物たちと同様に、ただ傍観するしかありません。

まるで、自分まで作品の一部に取り込まれたかのような感覚ですよ。

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