ブラックレイン

 この映画の事を語るのは緊張する。


 どっかのVチューバーがガンダムについて語る時に「履歴書書くくらい緊張した」ってのに共感する。


 この映画、バイク好きマンの中でちょくちょく話題に登る映画だけど実は今まで観たことがありませんでした。

 観る前の印象としては、マイケルダグラスとアンディガルシアがマフィアで、高倉健と松田優作がヤクザで、アメリカを舞台にしたアウトロー映画だと思ってました。

 観始めてすぐに、ヤクザは松田優作だけだとわかり、他はみんなポリスと警察で舞台は日本だったとわかった衝撃。


 最初に言いたい。この映画はバイク映画では無い、バイクが出てくる映画なだけだと。

 小道具を小道具以上に昇華させた松田優作さんのキャラクター性がこの作品をバイク好きマンに響かせた要因だろうと感じた。


 映画の構成としてはオーソドックスな展開であるし、悪くはないです。だけど、映画を織りなす全ての要素が今はボトムアップされています。要は、今の私たちの眼が肥えてしまっている。

 なのでどうしても展開のダルさや画面の派手さに欠けていると感じてしまう。クライマックスのプロレス展開なんかは王道中の王道で良いんですけどね……。


 見所は、日本刀、鈴菌、毛布の様な胸毛。


「ガールズ ァンド〜」でも触れましたが、イージーライダーは若い頃に観た時と、歳を重ねて観た印象では全然違っていました。

 何度も観返せるバイブルのような、そんなバイク映画やバイク漫画。そんな作品やバイクに触れたいです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る