秘密ください

 どんな時も生きている今が最高と信じよう。


 メガゾーン23(part2)秘密ください。マクロススタッフが集まっているのでしょうがないですが、出だしから中盤までのマクロス感が半端ないです。

 part1から、なぜかキャラクターデザインが変更されています。当時賛否両論あったと記憶しています。様々な憶測も飛び交いました。

 今観なおしてみても、やはり前作同様の作画で観たかった感が否めませんが、ストーリー的にはpart2の作画の方がワイルドで合っているような、まさに賛否。


 物語の中枢、重要な部分は前作で露見しているので今回目新しい要素はありません。SF感も前作の方があるでしょう。

 その分、今作では80年代の若者の姿や街中でのアクションに振っているように感じます。タバコ(ガラム)、ビール(バドにハイネケン)、ビリヤード。やはり80年代は素晴らしい。


 そしてメガゾーンと言えばバイク!

 冒頭からXR600Rパンドラと言う、バイクの車種はマニアックにしないといけない制約でもあったのかと疑いたくなるようなラインナップ。ヒロインが乗ることになるバイクもフェザーという……。Vマックスが普通に思える不思議体験。


 ところで私には日本映画で常々気になっていることがあります。

 それは暴走族のバイクについてです。

 ドラマや映画において、脇役として登場する暴走族達は何故かレプリカが多いのです。勿論暴走族が主人公の作品(近年の有名どころでは東京卍リベンジャーズなど。マイナーどころではアマプラ限定の湘南純愛組)ではちゃんとした族車が出てきます。

 族車がキチンとしていた作品で印象深いのは『代打教師秋葉真剣です!』や『爆発750ナナハン族』あたりですが、こちらはそもそも本物が友情出演なので。

 メガゾーン23(part2)も、やはり日本のオーソドックスな族車スタイルではないのですが、マッドマックスやマッドストーン寄りによせてきているのでそこまでの違和感はありません。但しセパハン多めな点やキックスタートにかける情熱には思わず突っ込みを入れたくなってしまいます。


 それぞれの作品を無垢な瞳で観るのが一番楽しめるでしょう。

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