4 召喚(方向性は二種)

 基本召喚ものは誰かがなんらかの目的を持って主人公を異世界へ呼び寄せる物語である。

 今までに見たことはないが、召喚させる側が主人公というタイプのものが存在する可能性はある。召喚側と召喚される側の両方でW主人公ということもあるかもしれない。


 まず方向性は二種類。

1 目的開示型

 物語のはじめの方で召喚された目的が開示されるタイプ

 これはある目的を持って『異世界へ召喚』され、何らかの依頼を受けたりする。

 聖女や勇者として世界を救ってくれというものが多いだろう。


2 目的非公開型

 a.目的そのものが最終的なエンディングへ続くタイプ

 b.もしくは失敗として放置され、主人公が後に自分で自分の道を決めるタイプ


 こちらは状況が転移に近い。

 転移とのハッキリした違いは”誰かが何かの意図を持って主人公をこの世界に呼び寄せた”という点である。

 しかしながら、召喚者に会うことがなく進むというスタイルが多いだろう。

 なので、召喚者の目的を知ることが主人公の大きな目的だったり、単に失敗として放置されるケースもあるだろう。


 a.の場合はネタバレになるので目的を書くことはできない。

 b.の場合は召喚された目的自体は何ら重要ではない。


 ポイントを押さえてあらすじを書けばよい。

1 目的開示型

*主人公がどんな状況でどんな場所にどんな目的で召喚され、何をする物語なのか?

 

2 目的非公開型

*基本の書き方でOK

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