急行列車 ダンジョン行き

生態解説 1

　[No.1] ロングネイル

　1階層に生息。体長は長く、レンガの隙間に入り込んで獲物が通るのを待ち受ける。図体に見合わず打たれ弱いので、ダンジョン初心者にも狩りやすい怪物。額の穴から呼吸、食事、排泄をする。集団行動はせずに単独で狩りを行う。

　鋭い爪は戦利品として持ち帰られることが多く、果物ナイフや魔剤の材料の一種として用いられる。その切れ味を生かして即席の武器として使用する者いるようだ。基本的には姿を表さないため、最初期から発見されていたにも関わらず詳しい生態がわかっていない。

　体を流れる血液には怪物避けの効果があるが、適切な使用をしなければ毒となる。ベースキャンプでは加工品が高値で売られており、近年の売れ筋だ。

　警戒情報:2階層に生息すると思われる巨大な怪物への伝達係としての役割があるのではないかといった報告が出ている。サンクメディック社の捜索隊が帰還するのを待て。