安心安全惑星開拓

惑星開拓者大地に立つ

 初期拠点にもなる降下ポッドに乗り込み降下を開始。

 魔力シールドと重力魔法を併用している為、非常に快適で安全な大気圏突入。

 窓から外を眺めれば雄大な自然の中に、ポツポツと村、街、都市が垣間見える。

 事前に調べていた通り、文化レベルは中世後期頃と言ったところ。

 今装着している汎用人型タイプH強化アーマーの機能を使い望遠で眺める風景をみて、嫌が負うにも期待に胸が膨らむ。

 夢にまで見た惑星開拓、夢にまで見た古代の文化。

 それに対してアプローチするこの快感。

 想像だけで興奮だ。


 柔らかく地表面へと到着。

 降下ポッドを展開させ初期拠点としての機能を発揮させる。

 周辺の魔素を収拾し魔力を活用して電力を確保して運用する、万能タイプの降下ポッド兼初期拠点。

 個人用で展開する物の中で、現在主流となっているモデルだ。

 さて、ここで拠点を見ているだけでは始まらない。

 まずはスキャンを実行。

 強化アーマーのUIに表示される資源分布図。

 人里離れた森の中の立体マップが表示され、各種資源がそこに表示される。

 すこし移動したところに地下資源が埋まっているが、まだそれを活用するだけの設備がない。

 そうなると、まずは収拾機を作成して、微量に周辺の土中に含まれるメタル素材を収拾していこう。

 そして、段階的に各種機材を導入して行く。

 当面の目標は、ここの拠点化だ。

 最低限、近隣に存在する文明レベルに余裕で対抗出来るだけの防衛設備は用意したいところだ。

 さあ、忙しくなるぞ。

 ライセンス料支払いの為の資源射出機も作らないといけないし、最初は忙しい。

 さっさと、自動化を進めて楽しい惑星探査に赴きたいな。

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