第16話 家政"夫"とキスと………

 海斗が帰り、カップの片付けをしに仕事部屋へと入った康太を扉近くで待ち構えていた京介は腕を壁に押し当てた。そして康太の顔を覗き込む


「康太、海斗がね言うんだ。康太は、俺のことが好きって。そうなの?」


康太は目を合わすと気持ちがバレそうで、まともに顔が見れない。


「答えてくれないんだね。いいよ。じゃ、 そのままで。

 身体に教えてもらうから」


京介は、康太の顔を両手で大事そうにさわり口にキスをするのか?という素振りをして直前で左頰にキスをする


 そしてそのキスは

 ゆっくりといやらしく…愛撫のように吸い付くようなキスを…

 左頰… 額… こめかみ… 右頬…顎ライン… 顎…

 次こそ口にキスを……と見せかけて鼻にキスをする


もう、ここの段階で既に康太はとろけている。

康太は口へのキスをして欲しくてもどかしい。


「康太、俺とこういうことをするのはイヤ?

 イヤならオレの身体をふり払えばいい。

 無理強いをするつもりはないよ?どうする?


 コウタ… オレの手をふりほどくか?


 コウタ…


 コウタ… 好きだよ…


 コウタ……」



京介は、康太の名前と好きと言う言葉を連呼しながら

耳に…首に…そこらじゅうにキスをする

その両手は、康太の服のボタンを外し始めていた…


  『コウタが可愛い…

   コウタを悦ばせたい…

   コウタの声を聞きたい…

   コウタの声…

   そうコウタの喘ぐ声を聞きたい…』


どんどん迫ってくる京介に対して康太は、これから起きるであろうことへの期待と、気持ちよさでクラクラしていた

 そして、康太の吐息が漏れはじめる。


「はぁ… あぁ… 京介…さ…ま…」


 ここで何故か京介を『さん』と呼ぶと決めたはずの康太は、『様』で呼んでしまう…


「コウタ……

 いけないね……

 様で呼んだらダメと教えたはずなのに。これはお仕置きが必要かな?

 いい?お前が悪いんだからな…」


 そういうと、やっと京介は思いっきり康太の口にキスをする。それは貪るような、荒々しいキスを。舌を絡ませ、吸い付くようにキスをするのだ。


 そして康太のズボンのベルトとファスナーを開け、すべて脱がせていく。


 口へのキス攻撃が終わると京介はしゃがみ、隆起しまくっている康太の陰茎を口に含み吸い舐めまわす。


「あっ…あっ…」


康太は声が出ないように口を押さえようとするが、京介の動きに連動して、吐息が漏れていく…


 京介の左手は、その間に康太の蕾部分をゆっくりと侵し始めた。


「あぁ…あー!…あぁっ あぁ…」


声が一層大きくなった。その声でいっそう止まらなくなる京介は、どんどんと蕾を攻撃していく。そして、陰茎から口を離し、康太の向きをひっくり返すと今度は康太の蕾を京介の舌で舐め回していく。


「あっダメですそんなところ、汚いです。京介さん、やめてください」

「康太のココ、汚くないよ。俺には綺麗に見える。

 康太のココが欲しくてたまらないんだ。

 康太好きなんだ、康太、お前のココが欲しい。康太……康太……」


散々舐めまわしたと思ったら、ゆっくりと指を入れていく。


「ああーーー!!」


 康太に、今まで感じたことのない快感が押し寄せてくる。

京介は康太にキスをする。康太は堪らないと言わんばかりに今度は康太の方から激しくキスを求める。


「京介さん、京介さん、京介さん!」

「康太、康太、康太!」


 康太に求められ、京介はもう止まらない。

康太を抱きかかえ、ベッドルームへと連れていくことにした。


「康太、いいのか?もう止まらないが、いいか?」

「京介さん!」


康太は京介の首の後ろに両手を回す。



 京介の大きなキングサイズのベッドへ連れて行きゆっくりとおろす。そして、自分の服を一気に脱ぎ捨てた。


「コウタごめん。もうムリ…止められない。」


 京介はベッドサイドテーブルの引き出しから潤滑剤を取り出した。そして康太からも見えるように高い位置から康太の股間部分を目掛けて垂らしていく。そのジェルの冷たさと、ドロっと感覚だけで康太は興奮し、陰茎の反りがさらに増す。

覆い被さる京介は、康太の胸を舐め、手の指は康太の蕾の中へと入れていく。ジェルでぬるぬるになった蕾は一気に柔らかさが増し、京介の指を吸いつくすかのように受け入れていく。それは1本から2本へ……。


「待って京介さん、僕も……」


そういうと康太は京介の肉棒を手にして舐めていく。


「気持ちいいよ康太、気持ちいい。」

「嬉しい……京介さん」

「康太、いいか?」

「京介さん京介さん」

京介は体勢を整え、ゆっくりと肉棒を蕾の中へと誘っていく。

「あっあーーーー」

「好きだコウタ!」

「京介さん!」



2人は昼食のことなども忘れて何度も何度も何時間も愛し合うのでした。

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