君がいてくれたから

翰菊常

君という存在

第1話 君との出会い

愛おしい……そう思える人が僕にはいた………いた、そう過ぎ去った過去の話だ

その人を失って…泣いて、泣いて涙も枯れて、泣き疲れて眠った

それからは涙も出なくて、ぼーッと無気力に日々を過ごしていたのだ……………


僕は目を覚ました、そうしてまた、顔を洗って、朝ご飯を食べて、大学へ行って……………


『何か、何か忘れてる気がした……』


大学に着くと、いつもみたいに席に着く

友人と他愛もない話をしていると時間が来て、友人は別の教室へ授業を受けに行って、

僕は1人教室の1番後ろの席で授業を受ける。


25分ほど経過した……

ガチャッと扉の開く音が聞こえ振り返る

するとそぉ〜ッと教授にバレないように僕の隣に着席する、彼女は

『青みがかった黒髪をシュシュで縛ったポニーテール』で

なんだかとても懐かしく感じた。


この授業の教授は、授業開始45分ほどで出席を取る教授で、その女性は出席扱いとなった


授業を終えると彼女はスタスタと教室を出て、帰って行った…と思う


大学が始まって1ヶ月…この大学は、そんなに大きなものではなかったので、1年生とは多分全員と顔を合わせたと思う。

だがその女性とは、初めてあった…はず……

その女性を懐かしく感じたのが何故かは、分からなかった。


その女性がなんで、1ヶ月も学校へ来なかったのかが知りたかった。


次の日彼女は、また僕の隣に座った

授業が始まり彼女に聞いた

「大学は、楽しい?」

なんでその言葉を選んだのかわからなかった

「いや、まだ慣れないです。まだ2日目なので」と苦笑した。

「だよね」とその日はそれだけ言った


授業が終わり、他にもいろいろ聞きたかったから、僕の電話番号を書いたメモ用紙を彼女に渡した

「良かったら色々聞いてよ」


その日の夜……彼女から電話が来た

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