ホラー、でもちょっぴり切ない物語です

 主人公・朋香のおばあちゃんがある日、目は金色に、そして様子がおかしくなってしまい、その謎を解き明かしていく物語。

 前半、子供視点で描写される親しい存在が別のなにかに入れ替わったようなシーンは日常から非日常へ切り替えられたような恐怖感を煽られます。

 しかし読み進めていくにつれ、そのなにかの正体が明らかとなり、最後には少ししんみりしてしまいました。

 タイトルにもある『安達ケ原』の能楽がひとつのテーマとなっていますが、元ネタが分からなくても楽しめる内容となっています。ぜひ読んでみてください!!