応援コメント

 」への応援コメント

  • 「クソ暗で捻くれた」とのことですが、一筋縄ではいかないシリアスな世界は、今作における木元さんならではのカラーであり魅力でもあるのかなと思います。面白さの源にあるものとでもいうのでしょうか。

     木元さんの作品に対する愛情や執筆にかける熱意がそのまま行間に溢れだしてくるような、長編でした。私は自分にはそういう熱量が足りないように思っているので、羨ましくも感じながら読んでおりました。

     どんなにハラハラドキドキする展開でも、鋼のように強靱な芯を持つ主人公がいると、気持ちのどこかでいつも安心していられるんです。その点も魅力のひとつでした。あと、戦闘シーンは圧倒的な描写力で、迫力満点でしたね。私も作品のなかに入り込み、瓦礫の陰から彼らの戦いを一心に眺めている気持ちになれました。

     ホラー作品も楽しみにしております。もちろん、ほかのジャンルでの新作も。

    作者からの返信

     とっても嬉しいコメントをありがとうございました。

     昔から明るい話を書くのが苦手で、「でも世間は明るい話を求めてるだろうな多分。この頃はコロナとかもあるし」と思いながら書いていたので本当に嬉しいです。自分の得意な世界観もこっちなんだろうと思いながら書いていたんですけれど、自分を客観視するってやっぱり難しいですね。

     行間に溢れてましたか! 意識していなかったのでびっくりしました。熱意はある! と断言出来ますけれど、愛情かあ……。考えた事無かったです。この『一つ頭のケルベロス』も、正義の為なら愛情を突っ撥ねるのも厭わないって話ですから、私自身が愛情持って書いてましたか? って問われると、「信念はあります。愛情って言葉は嫌いなので用いたくありません」に、なってしまうんですけれども。
     天喰が何度も否定していたように私も、そんなにいい印象抱いてないんですよこの言葉。感情っていう、罪でもなければ罰する事も出来ないものを振り翳す事って、そんなに美しいか? ただの卑怯じゃね? って、やっぱり思ってしまうので。でも嬉しいです。そもそも嫌いっつってるけど愛情の定義って何? って問われたら、「知らねー」でお終いですし。なら信念と表しているだけで本作を書き上げた動機も、愛情かもしれませんから。どうか美鶏さんが感じたままに受け取って下さい。

     鋼のように強靭な芯! なァーんて素敵な言葉! 天喰が好かれていたようで安心しました。寄せる気は全く無かったのに自分に似てしまって同族嫌悪してる所も多分にあるんですけれど、魅力的ならオッケーです! 万事快調! 戦闘シーンは毎度の事ながら、アクションゲームに親しんで来た経験のお陰でした。ゲーマーでホントによかった!

     ホラー書きたいですね! 九月になったらやっと時間が取れそうなので、書くのを楽しみにしています。また気晴らしにやった事無いジャンルとか、短編も書きたいですし。

     連載開始から完結までもうかなーり相当マジの長期間をかけてしまいましたが、最後まで読んで下さって本当にありがとうございました。「クソ暗で捻くれた」とは書きましたがそれ以上に楽しんで書いたのも事実なので、それが少しでも伝わっていれば嬉しいです。