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  • 糖尿病とお酒への応援コメント

    DMの方は、アルコール10g/日でしたか…。勉強になりました。
    今まで、一般的な20g/日で指導していたので、ビールなら生の中ジョッキ、瓶ビールなら中瓶1本、缶ビールなら500ml(いずれも500mlなのですが)、日本酒なら1合(180ml)まで、と指導していました。恥ずかしい限りです。

    私は、20歳を機に禁酒禁煙(何でやねん!)し、忘年会などの飲み会では結構飲みますが、普段は呼び出しのこともあり、お酒は飲みません。いつも、冷やした麦茶を飲んで喜んでいます。

    以前勤務していた有床診療所では、「うまいものを食べて、うまい酒を飲む」のが生きがいと公言している患者さんを担当していました。栄養指導も受けていましたが、管理栄養士さんがきれいな方で、彼女に会いに来ているだけではないか、と思うほどでした。HbA1cは8代後半。おなかもポッコリ出ていて、薬の増量も嫌、食事療法も嫌、という人でした。

    ただ、お酒と一緒に食事をとってくれる人はまだましで、アルコールで身体を本当に壊す人は、食事をとらずにお酒だけを飲んでいました。「味噌」をつまみに日本酒を飲む、とか、塩一つまみが日本酒のつまみに最高、という人がいましたが、どちらの方も、高度のるい痩、電解質異常、低アルブミン血症、肝機能障害という人でした。先ほどの人は何だかんだと言っても毎月受診してくれましたが、後者の人は、受診するときは動けなくなって担ぎ込まれる、という感じでした。

    後者のようにアルコールで身体をつぶし、家庭をつぶし、命をつぶしてしまう人から見れば、HbA1cが多少悪くても、お酒と食事をきっちりとってくれる人の方がましだ、と思っています。

    アルコール量10g/日だと、ビールだと超ミニ缶(125ml)くらいでしょうか。よく見かける350ml缶ではオーバーしてしまいます。

    患者さんには、「お酒を適量で我慢するよりも、全く飲まない方が絶対に楽ですよ」と言って、禁酒してもらうことが多いです。お酒は「ちょっと一杯」が必ず「目一杯」になってしまうので、禁酒してもらっています。

    長文、乱文乱筆失礼いたしました。

    作者からの返信

    コメントをいただきありがとうございます。

    実は先生のアルコール量20g/day(女性は10g/day)も間違いではありません。糖尿病専門医の教科書はその量です。しかし教科書や研究結果によってまちまちなのです。
    先生のおっしゃる通り、ちょっとだけでは皆さんとまらないので、私はあえて少な目をお伝えしています。ただ正直状態が悪い方が多いので、許可できる方も少ないのですが。


    救急外来でよくそのようなアルコールで命の灯を消しかけてしまっている方にお会いします。救急隊から部屋にお酒の瓶が散乱している状態をきき、同居の家族にも気にかけてもらえない状況にいつも愕然とします。お酒は上手に付き合わないといけませんね。

    HbA1cが悪くても、多少はお薬をのみ、毎月受診いただける方は、口ではいろいろといいつつもきっとどこかにこれ以上は悪くしたくないという思いがおありだと信じています。絶対に怒らず、どこかで治療をすすめられないかと心の鍵穴をさがす日々です。