7話目

「好きやねん」

片想い中の関西人らしくノリがよくクラスで人気者の彼は誰もいない放課後の教室でそう言った。

「あ、冗談とかやないからな!」

驚く私に彼はそうつけ加える。

そして見たことがない程の真剣な表情の彼に「私も」と返すと「よっっしゃ!!」と叫んだ彼は満面の笑顔を浮かべた。

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