第9話「いいよ、このまま出してごらん…」

ん…? 


寝室から声が聞こえる


彼女、起きたのかな?


どれ、彼女に挨拶あいさつするかな…


おはよう、お目覚めざめかな?


気分はどう?


えっ?


おしっこがしたいの?


でも… こまったな…


君の拘束こうそくはまだけないよ


そうだ…


そこでしたらいい…


ほら、ここに尿瓶しびんがある


用意がいいだろう?


僕が君のおしっこを尿瓶しびんで受けてあげる…


ほら、していいよ


じっくりと見ててあげるよ…


君の放尿ほうにょうの全てを…


忘れたのかい、僕は医者だよ…


ずかしい事なんて無いさ


……


イヤだって言ってもなあ…


じゃあ、そのままするかい?


別にいいよ… 僕は…


その代わり…


お仕置きはしなきゃね…


王様にさからうんだから…


じゃあ、そのままおしっこしてごらん


見ててあげるから…


絶対イヤだって…?


しようがないなあ…


じゃあ、僕は下に行くよ…


そのままシーツにれ流せばいい…


じゃあね…


えっ…?


いいんだね?


じゃあ、ちゃんと王様に言うんだ


どうして欲しいのか、ちゃんと口で言いなさい


うん… 分かった…


最初からそう素直すなおに言えばいいのに…


分かったよ… ちょっと待って…


しりの下にバスタオルをいておくね


さあ、これでいい


まだだよ…


ちゃんと君の綺麗きれいなびらびらを開いて…と


いいよ、出してごらん…


うわ… すごいいきおいだ…


よっぽどしたかったんだね…


すごいよ、まだまだ出る…


君のおしっこが尿瓶しびんにどんどんまってくよ…


綺麗きれいだね…


黄色くって… 湯気ゆげが出てる…


こんな可愛くてちっちゃな穴から


すごい勢いで出るんだね…


最後まで全部お出し…


いいなあ、君のその顔…


恍惚感こうこつかんそのものって顔だね


あっ… 言い忘れてた…


今ビデオカメラが回ってるよ


いろんな角度から君をってる…


ちぇっ、聞いちゃいない…


まあいいや…


僕の趣味しゅみの世界だからね…


まだ出るの…? あきれた…


少し手で受けてみようかな…


あたたかい… あたたかくて気持ちいいね


おしっこ… 止まったね…


あはは、ブルブルってしてるんだね…


可愛いな… 仔犬こいぬみたいだ…


大丈夫だよ…


ちゃんと僕が綺麗きれいにしてあげる…


あっ… でもトイレットペーパーが無いや…


じゃあ、君のよごれたところは


僕がめて綺麗きれいにしてあげるよ


王様みずからだよ


光栄に思うんだね…


そう… じっとしてて…


うん、美味おいしい…


美しい君は、おしっこの味も格別かくべつだね


どうしたの…?


気持ちいいのかい?


あっ… 何か違う液体が出てきたみたいだ…


サラサラじゃないね


ねっとりしてるぞ… 糸引いてる…


それに黄色くない…


でも… 透明で綺麗きれいだ…


感じちゃってるの…?


いいよ、このままいっても…


うーん…


いい声で鳴く…


可愛いなあ…


王様に毎日その声を聞かせておくれ


君のその美しい鳴き声を…


それと君の放尿を、毎日僕が手伝ってあげよう


僕達二人の日課にするんだよ


いいアイディアだと思わないかい?


いや、絶対にそうする…


僕が決めたんだから


僕が誰だか忘れたのかい?


そう…


僕は王様だ…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る