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  • こんにちは。ありまさんの月餅企画から来ました。
    優しい老夫婦に助けられて……と、その後を勝手に予想して読んでいると見事な展開。下山できた後の、ネット上のつぶやきや、年間の行方不明者数を具体的に挙げることでより具体化されて、作品に真実味、現実味を与えていると思いました。
    すごい作品でした。ありがとうございました。

    作者からの返信

     桜宮 沙綾様、コメントありがとうございます。
    『すごい作品でした』と言っていただけて、とても嬉しいです。

    『下山できた後の、ネット上のつぶやき』に関しては少し悪ノリして書いてしまった部分もあるので恐縮ですが、『年間の行方不明者数を具体的に挙げることで』の方は、自分でも「上手い思いつきだった」と感じており、素直に嬉しいです。
     こうしてコメントをいただいて改めて思ったのですが、単なる「思いつき」な行動にも、無意識のうちに理由があるのですよね。この現実の行方不明者数の場合、作中の誘拐事件が未遂で終わっているからこそ「他に誘拐が成功した例もある」というのを示唆する必要があったのだろう、と今頃になって自分の意図が分かったような気がしています。

  • 月餅企画にご参加いただきありがとうございます。

    ジャンルがホラーだったので、ドキドキして読みましたが、よかったです。
    ネタバレにならないように感想を書きますが、本当のあのジャンルなのに、あのタグをつけるとネタバレしてしまいますもんね。

    久々に鳥川さんの作品を読みましたが、地文がいいですね。
    一人称なのにうまく情景描写ができていて、凄いなあと思いました。
    しっかりした文章を書けるのはやはり日頃書いているからでしょうね。
    あと長年の努力の成果。

    山中で会った老夫婦。
    胡散臭いと思ったら、まさか……。
    そう来るとは思いませんでしたよ。

    中秋の名月らしく、月や星を最後にいれてあるのは、月餅企画参加作品ならではと思いました。

    今回、カクヨムでご参加いただきありがとうございました。
    カクヨムではボッチかと戦々恐々してました。

    作者からの返信

     ありま氷炎様、コメントありがとうございます。
     せっかくネタバレを配慮してくださったのに、私の方は「レビューと違って応援コメントは読み終わった読者が読むものだろう」と思ってストレートに書いてしまいますが……。

     一応恐怖要素はあるのでホラーでも構わないとして、でも本当はSFだろう、と自分でも思いながら書いていました。せめてキーワードにSF要素と入れようか、と考えたくらいです。
     でも結局ホラーで通したのは、発想の根幹にホラーがあったからでしょうね。

     昨年の月餅企画では、他サイトの短編コンテストの没ネタ(よくいえば頭の中で寝かせていたネタ)で参加させていただきましたが、今回も最初は似たようなケースになる予定でした。公式自主企画「ご当地小説募集」で思いついたけれど書かなかった話(学生時代の「哲学の道へ蛍を見に行った。普通にきれいだった。そこから夜の大文字山に登り、京都市内の夜景を見て、京都タワーの12時消灯も見届けてから、哲学の道に出る形で下山したら、先ほどは桁違いなほど蛍が乱舞!」という思い出を生かした物語)を使おう、と考えていたのです。
     この時点では、ジャンルは恋愛か現代ドラマになるはずでしたが……。
     執筆当日になって、Twitterで見かけた「彼氏の家で見覚えのないブラジャーを発見」というツイートと、それの返信の一つにあった「もしも元カノのブラだとしたら、その元カノはノーブラで帰ったのか?」。これを見て頭の中に浮かんできたのが「ノーブラで帰ったのではなく、その部屋で殺されたor監禁された」というホラー。これはいつか小説のネタにできそう、と思ったところで「『殺されたor監禁された』を『誘拐された』に変えて、舞台も性別も変えたら、連続誘拐犯の物語として、月餅企画で書けるのではないか?」と考え直して、今回の物語で参加させていただきました。
     だからこそSFというよりホラーの意識が強かったのでしょうね。作品舞台としてK県D山(モデルは京都府の大文字山)を使うことになったのは上記没ネタからの流用ですし、何度も登った大文字山(作中の主人公同様、大文字山を経て滋賀に出たことも、夜中に登ったことも、どちらも複数回)だからこそ、描写はイメージしやすかったのかもしれません。

     感想で言われて初めて気づきましたが、なるほど、一人称ならではの描写。「一人称ならば許されるけれど三人称ならば違和感が出てくる」という描写が結構ありますね。すっかり私はそういう書き方になってしまったのだなあ、と思い知らされました。

    編集済