応援コメント

22.直接対決」への応援コメント


  • 編集済

     ここまで拝読させていただいての感想です。

     ここで一連の出来事が主人公の中で繋がる。
     読者はそれを干渉できない立場で視ていたわけなので、『早く気づいて欲しい』と願っていた方も多いのではないかと思いました。もちろん、自分もその中の一人です。
     それに対し弟さんは、家を壊されたあたりからの気づきが早く『聡明だな』と感じました。

     大切な相手だからこそ話せないことはあって、心配をかけたくないからこそ秘密にしておきたいと思うことは現実にもたくさんあると思うのです。でもこういった物語を通し、大切な相手だからこそいうべきなのだと感じてしまう。そう理解する。
     なのに人は時に偏見を恐れたり、ことが上手くいかないかもしれないという考えからやはり『話さない』ことを選んでしまいがちですよね。
     話すことで最悪の事態を回避する。ことが上手くいく。それは、相手の気持ちが見えている上で実行可能なのかもしれないなと感じました。
     学びながらもそれを実行に移せない。それもまた人間らしさなのかもしれませんね。作品を読みながらそんなことを思いました。
     主人公にとってはここからが本当の戦いなのだと思います。
     ゆっくりになりますが続きも拝読させていただきますね!

    作者からの返信

     感想ありがとうございます。かつらが気づくまでの間、康史郎の立ち回りで話が進んでいくので必然的に康史郎の方が察しが良くなっていますね。でもお互いを思いやっての行動が必ずしもうまくいくわけではない。そんな姉弟の関係が伝わればいいな、と思いながら書いています。
     今後ともよろしくお願いいたします。