第23話 昼

真っ盛りの冬の昼に酒をのんでいた

浴びるほどでもなくちびりちびりやっていた

雪が降ったので布団の中でくるまって

パソコンつけて遊んでいた

酒瓶の空にシケモクがたんまり溜まった頃

また昼だった

私が私として居られるのか決めようとした

昼間の天気が悪い東京で考えていた

酒をのんでいた

シケモクは充分溜まり灰だらけ

私は私のままでいいのかと気づくまで

真ん中に居ないままの私を探すのは今だと

気づくまで

酒をのんでいた

昼間の東京 雪に降られて大慌て

ただどこか 静かだった

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